臨時休園中のディズニーランドに侵入して御用になる
アメリカ国内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることをうけて、3月中旬から無期限で臨時休園しているカリフォルニ州アナハイムにあるディズニーランド・リゾートに不法侵入した容疑で18歳の男性が逮捕されたことがわかった。
男性が侵入したのは、ディズニーランドに隣接するカリフォルニア・アドベンチャーで、米ABC Newsによると、園内の見回りをしていた警備員が警察に通報し、その後、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのアトラクション「ミッション:ブレイクアウト!」付近の工事現場をうろついているところを発見され、取り押さえられた。

カリフォルニア・アドベンチャーの内部。
警察はこの男性が、映画『アベンジャーズ』シリーズの世界観が体験できるMCU初のテーマパーク、アベンジャーズ・キャンパス(Avengers Campus)の建設地から、何かを盗もうとしていたと見ている。休園中にこういった侵入者が現れるのはある意味想定内のこととはいえ、今回の事件によってさらに警備が強化されることになるだろう。
ちなみに、アベンジャーズ・キャンパスはこの夏にオープンを予定しているが、現在、新型コロナウイルスの影響で工事がストップしているうえに、現時点ではディズニーランド自体の営業再開の見通しもたっていない。
敷地内でキャンプをするツワモノも…
じつは、同じく臨時休園中のフロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)でも、つい先日、男性が敷地内に不法侵入した容疑で逮捕された。

男性が侵入したのはディズニーワールドの中にある島、ディスカバリー・アイランドで、警察によると、男性はこの島がもう何年も前に閉鎖されたことはおろか、ディズニーワールドの所有地だということも知らず、1人で隔離生活を送るのぴったりの島だと思い、誤って侵入してしまったとのこと。
米Peopleによると、男性はこの島を無人島だと思い込み、呑気にキャンプをしていたそうで、警察がボートやヘリコプターを使った大規模な捜索活動を行なっていたのも「寝ていたので気づかなかった」と、これまたずいぶんと能天気な証言をしているという。(フロントロウ編集部)