シンガーのセレーナ・ゴメスが、同じくシンガーのビリー・アイリッシュの楽曲「Everything I Wanted」を聞いて涙したことを明かした。(フロントロウ編集部)

セレーナ・ゴメスが涙したワケとは?

 元ディズニー・チャンネル・スターでシンガー兼女優のセレーナ・ゴメスが、Apple Music(アップルミュージック)のラジオ番組『Beats 1』のインタビューで、今年のグラミー賞で主要4部門を総なめにしたビリー・アイリッシュへの“思い”を語った。

画像: セレーナ・ゴメス(左)とビリー・アイリッシュ(右)

セレーナ・ゴメス(左)とビリー・アイリッシュ(右)

 先日、セレーナがApple Musicで公開したプレイリスト「At Home with Selena Gomez(アットホーム・ウィズ・セレーナ・ゴメス)」に、ビリーのヒット曲「エヴリシング・アイ・ウォンテッド(Everything I Wanted)」が含まれていたことから、『Beats 1』の番組パーソナリティを務めるゼイン・ロウがなぜこの曲を選んだのかセレーナに問いかけたところ、こんな答えが返ってきた。

 「先にこれだけ言わせて。ビリーは『ザニー(Xanny)』の時からすべてをわかっていた。この業界がどういうもので、この先どうなるかをね。(『エヴリシング・アイ・ウォンテッド』を)初めて聞いた時、涙が流れてきた。私はこの業界にずいぶん長いこといるけど、この曲を聞いた時に『あぁ、ほんとその通り』って思ったわ。これまでの人生で、『私が何者かどうかなんて関係ない』と思う瞬間はいっぱいあったし、『人生ってこんなもんなの?』と思う瞬間も数え切れないほどあった」

 「夢を見た/望むすべてを手に入れた夢」という歌い出したから、「飛べると思った/だからゴールデン・ゲート・ブリッジから飛び降りた/誰も泣いたりしなかった/誰も気づきさえしなかった」という衝撃的な歌詞へと続く同曲は、ビリーが自殺する夢を見たことがきっかけで誕生した楽曲。 そして、ビリーは16歳だった2018年に深刻な“うつ”の症状に悩み、自殺願望を抱くほど追い詰められたことがある。

 有名になればなるほどその存在や動向に注目が集まるのは、残念ながら仕方がないこと。売れっ子になることで普通の人が経験できないような良い思いをすることもできるが、それと比例するようにネガティブな評判や出来事が増えるのは、ある意味、有名人の宿命。

 しかし、そのせいで精神を病んでしまうほど追い詰められる人も少なくなく、セレーナもビリーも精神的に参ってしまった経験がある。だからこそ、セレーナはビリーにいつかの自分を重ね合わせ、共感したのだろう。

元恋人ジャスティン・ビーバーも似たような理由で涙

 ちなみに、セレーナの元恋人でシンガーのジャスティン・ビーバーも、自身と同じく若くして成功を収めたビリーが、周りからのプレッシャーやアンチと呼ばれる人たちからの誹謗中傷によって、いつか潰れてしまうのではないかと、心の底から心配していることを告白し、涙したことがある。

画像: ジャスティン・ビーバー

ジャスティン・ビーバー

 この時、ジャスティンは「彼女には(正気を)失って欲しくないし、僕が経験したような目には遭って欲しくない。誰にもあんな経験はして欲しくない。だからもし彼女が必要なら、僕に電話して欲しい」と、ビリーが望むならいつでも力になると熱く語っていた。(フロントロウ編集部)

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