SMプレイの「女王様」として活動しているある性風俗労働者が、新型コロナウイルス禍の顧客への“営業”に任天堂の人気ゲーム『あつまれどうぶつの森』を活用していることを告白。その使い方とは? (フロントロウ編集部)

『あつまれ どうぶつの森』でSMプレイ

 3月のリリース以来、カルト的人気を誇っているNintendo Switch用ゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』。世界中の多くの人が新型コロナウイルス感染拡大防止のために外出自粛・隔離生活に励んでいる今、離れて生活する家族や友人、恋人やほかのプレイヤーたちとの同ゲーム内での交流が心の拠り所になっているという人も少なくない。

 多くのプレイヤーたちが、友だちと再会したり、デートを楽しんだり、結婚式を挙げたりと、さまざまな方法で絆を確かめ合うなか、新型コロナ禍で休業に追い込まれ、“商売あがったり”となってしまったビジネスの穴を埋めるために『あつまれどうぶつの森』を活用している性風俗従事者もいる。

 米サンフランシスコを拠点に、“ディナーリ・ウィンター”の源氏名でSMプレイの女王様として活動している、あるノンバイナリー(※)の人物は、新型コロナ禍で通常のサービスが提供できない代わりに、『あつまれ どうぶつの森』内で得意客たちとのSMプレイを継続していることを英The Gurdianに告白。

※男性や女性どちらにも分類・限定されないジェンダーのこと。自分自身が男性と女性の両方であると感じる、そのどちらでもない、トランスジェンダーの中間など、その表現は様々で、第3のジェンダーと呼ばれることもある。

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 ゲーム内で操るキャラクターを使って得意客たちのキャラにお仕置きをしたり、命令したり、自作の檻に閉じ込めたり、罵声を浴びせたりして、“バーチャル調教”をすることで報酬を得ているという。


報酬は「お金」ではなく…

 しかし、報酬といっても、実際に金銭のやり取りが発生しているわけではなく、ディナーリに支払われるのは、ゲーム内の通貨である「ベル」。顧客たちはディナーリが提供するサービスに対してベルで支払うか、もしくは、ディナーリが島で育てている植物に水やりをするといった奉仕活動により、SMプレイの代金を支払っているのだそう。

 SMの女王歴7年というベテランのディナーリは、顧客たちの心を繋ぎとめるために思いついたこの方法について「性風俗従事者たちは、つねに柔軟性が求められています。これもまた、その順応の一部なのです。クライアントとは、何らかの手段で繋がっていなくてはいけないですから」とコメントしている。

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 さらに、ディナーリは、一見、ほのぼのとして可愛らしく、SMプレイとは対極の存在であるかのようにも思える『あつまれ どうぶつの森』は、ゲームのつくり自体が、SMプレイに向いているとも分析。ディナーリは、ゲーム内の面倒な雑用を申し付けるほかにも、男性プレイヤーに女装を命じて、新しい一面を発見する手伝いをするといった方法で顧客たちを悦ばせているという。(フロントロウ編集部)

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