ドラマ『ウォーキング・デッド』に“ちょい役”で出演した俳優が、とある事情で放送自粛になった「幻のシーン」の存在を明かした。(フロントロウ編集部)

あの主要キャストはシーズン序盤で死ぬはずだった!?

 今年で放送開始10周年の節目を迎えるドラマ『ウォーキング・デッド』のシーズン3で、刑務所の囚人アクセルを演じた俳優のリュー・テンプルが、ポッドキャスト番組『Talk Dead to Me(トーク・デッド・トゥ・ミー)』に出演し、当初、自身の役の設定はシリアルキラー(連続殺人犯)で、あの主要キャラクターを“虐殺”することになっていたと衝撃の告白をした。

 そのキャラクターとは、マギーの異母姉妹にあたるベス・グリーン(エミリー・キニー)。

画像: Photo:©︎DARKWOODS PRODUCTIONS / Album/Newscom

Photo:©︎DARKWOODS PRODUCTIONS / Album/Newscom

 シーズン2から登場したベスは、アトランタから逃れてきたリックたちをかくまってくれた農場のオーナーで獣医師のハーシェルの娘で、最終的にシーズン5まで生き延びた。しかし、リューが最初に渡された台本に書かれていた設定では、ベスはシーズン3でリュー演じるアクセルに森の中に連れて行かれ、かなり残虐なかたちで殺されることになっていたそう。

 リューの話では、アクセルをシリアルキラーの設定にすることを思いついたのは彼だったが、そのアイデアをベースに脚本家が膨らませたストーリーがあまりにもダークだったため、ベスのくだりを含め、撮影する直前になってお蔵入りになってしまったとのこと。また、アクセルがシリアルキラーという設定そのものも変更となり、最終的に「水鉄砲を持って強盗に入り逮捕された」という、なんともおまぬけなバックグラウンドで落ち着いた。

 ちなみに、4月5日にアメリカで最終話が放送された『ウォーキング・デッド』のシーズン10は、元々全16話になるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で制作が一時中断となったため、放送日までに作品を仕上げることが困難に。そのため当初の予定を変更し、シーズン10は全15話に縮小し、本来、シーズンの最後を飾る予定だった最終話(第16話)はスペシャルエピソードというかたちで、年内に公開されることが決まっている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.