インドネシア・ジャカルタにあるマクドナルドに多くの人が殺到。何百人もの人が集まった理由には、多くの人の思い出があったからだった。(フロントロウ編集部)

マクドナルドに人が殺到!その理由とは?

 世界中で新型コロナウイルスの感染者が400万人を超えるも、なかなか収束の目処がつかず、多くの国で外出自粛や外出禁止令といった措置がとられている。それは、インドネシアのジャカルタも同じで、当初は外出自粛の要請が出されていたものの、ラマダン後に大勢の人が毎年帰省することから、ラマダン(断食月)前から帰省を禁じる措置が取られることが発表された。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、厳しい措置がとられているインドネシアだけれど、先日ジャカルタのマクドナルドに人が殺到した。

 なぜ外出自粛の要請がされるなか、マクドナルドに人が殺到したのか。それはインドネシアの人ならではの思い出が詰まった場所だったから。今回人が殺到したジャカルタのサリナ百貨店の1階にあるマクドナルドは、インドネシア初のマクドナルドの店舗で、1991年にオープンして以来、約30年ものあいだ市民に親しまれた。

 しかし、サリナ百貨店が改修工事を行うためインドネシア初のマクドナルドも閉店せざるを得ない事態になった。そのため、最終日には外出自粛の要請があったものの大勢の人がマクドナルドにお別れを告げるべくサリナ百貨店に足を運んだ。

 この様子は、マクドナルド・インドネシアのアカウントで生配信されたようで、現地に行けなかった人も最後の営業をスクリーンの中から見届けた。

 現在インドネシアには200店舗以上のマクドナルドがあるけれど、やはり歴史ある初めての店舗が閉店することは感慨深いこと。これは大規模な社会的制限(PSBB)に違反しているという声もあがっているけれど、ジャカルタ中央の警察署長は罰しないということを明らかにしている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.