ダヴ・キャメロンのソロ曲は、なぜディズニー時代と比べて暗いのか?ダヴ本人が説明した。(フロントロウ編集部)

ディズニーチャンネルでブレイクしたダヴ

 2013年にディズニーチャンネルのドラマ『うわさのツインズ リブとマディ』に主演し、一躍人気を獲得したダヴ・キャメロン。4シーズンにわたって放送された同番組では、ディズニーらしいポップな音楽に乗せて歌声も披露されている。

 2015年には、ディズニーキャラの子孫を主人公にしたディズニー・チャンネルのテレビ映画シリーズ『ディセンダント』にマレフィセントの娘であるマル役で主演し、さらに活動の場を広げた。ダヴはミュージカル形式で進んでいく同シリーズでも自慢の歌声を披露。

 キャストたちが歌うサウンドトラックが全米アルバムチャートの首位を獲得するなど、『ディセンダント』シリーズは音楽面でもヒット。ダヴはその実力が認められて、2018年にはソロとしてディスラプター・レコードと契約を結んだ。

ソロでは音楽の方向性を変えたダヴ

 2019年にリリースしたEP『Bloodshot/Waste(ブラッズホット/ウェイスト)』でソロシンガーとしてデビューを果たしたダヴ。けれど、そのサウンドは弾むようなディズニー時代のポップなサウンドとは異なり、低音の効いたゆっくりとした音楽に乗せて歌うというもの。

 ダヴは今年4月にラッパーのビア(BIA)をフィーチャーした最新シングル「Remember Me(リメンバー・ミー)」をリリースしているのだけれど、ソロデビュー当時から続いている、よりダークなサウンドへのアプローチはこの最新シングルでも貫かれている。

ソロ曲が暗い理由

 今回、ダヴはApple Musicによるインタビューでソロとしての音楽性について言及。ディズニーチャンネル時代の音楽とテイストが違う理由について説明した。「こんなこと言っても誰も信じてくれないんだけど」と前置きした上で、「私は暗い人間なの」とダヴ。「ずっとそういう人間だった。キャリアが明るい方向に進んだっていうだけでね」と、ディズニーチャンネルの影響で明るく見える世界にはいたものの、元々は暗い性格の持ち主だと告白。

 「自然と周囲の人たちが私のことを分かってくれるはずと思っていたんだけど、この業界ではそうにはならなかったの」と、自分に対する周囲のイメージに実際とは異なるところがあったと明かしたダヴは、従来の自分自身を表現する必要性を感じていたそう。「自分のことは自分でブランディングして、それに反応してくれる人がいたら、その人たちとしっかりコミュニケーションを取らないといけない」とダヴ。

画像: ソロ曲が暗い理由

 ダヴは「私はてっきり、ありのままの自分を受け入れてもらえていたと思い込んでいたんだけど、多くの人たちが私の暗い一面を知らないということに気がついて、本当にショックだった」とした上で、「ダークで、雰囲気のある音楽をリリースしているのは、意識してやっていることなの」と説明。

 「だからと言って、それで何かと決別しているわけではなくて、これこそがいつもの私なの」と、あくまでもこれまでに培ってきたキャリアや自身のイメージから脱却したいのではないとした上で、周囲の人たちには自分のありのままの姿も知ってもらいたいと思っていると語った。(フロントロウ編集部)

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