映画『ブリジット・ジョーンズの日記』の劇中に登場する「雪景色」のシーンには、驚きの真実が隠されていた。(フロントロウ編集部)

色あせない名作『ブリジット・ジョーンズの日記』

 レネー・ゼルウィガーが主人公のブリジット・ジョーンズ役を務めた映画『ブリジット・ジョーンズの日記』は、2001年に公開されたロマンチックコメディ。ヒュー・グラントコリン・ファースというイギリスの人気俳優を迎えて制作された本作は、当時「等身大の独身女性」を描いているとして、世界中で大ヒット。

 アメリカ出身のレネーは、イギリス人の主人公を演じるにあたって、イギリス英語のアクセントをマスターしたり、約9キロの増量を行なったりと、さまざまな困難を乗り越えた。その後作品は大きな称賛を集め、レネーはアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞などを含む様々な賞の主演女優賞にノミネート。世界興行収入は約310億円を超え、現在でもなお愛される作品となった。

画像1: ©︎UNIVERSAL PICTURES

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 本作は32歳独身女性のブリジットが、何をやってもうまくいかない自分を変えるために日記をつけ始め、徐々に恋や仕事に変化が訪れる、というストーリー。マークとダニエルという2人の男性の間で揺れ動く大人の恋心や、仕事、そして家族との関係などがうまく表現されており、多くのファンの心を掴んだ。

 そんな『ブリジット・ジョーンズの日記』は、雪のシーンが印象的。ドラマチックでロマンチックな本編をさらに盛り上げるのには欠かせない要素になっている。しかし実は本編の「ある雪景色」には、驚きの真実が隠されていた。

『ブリジット・ジョーンズ』雪景色の舞台裏

 驚きの真実が隠されているのは、実は映画の冒頭シーン。ブリジットは32歳の冬を過ごすために、雪が降り積もる可愛らしい建物が立ち並ぶ実家に帰省する。実はこのシーン、撮影されたのはなんと夏。つまり、この雪は全て作り物!

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 まるでファンタジーの世界のようなこの場所は、イギリスの観光地としても有名なコッツウォルズのスノーヒル。“舞台づくり”は7月中旬に行なわれ、映画の制作チームはまず植物から花を切り取ったという。そして、家の前にクリスマスのライトを飾り、クリスマスツリーを設置。仕上げにサンタクロースなどがついたクリスマスの装飾で屋根を覆ったそう。

 それから村全体に「人工雪」がかぶせられ、真夏だというのにもかかわらず、スノーヒルはまるで真冬に。映画撮影に使用された家を所有していたジョンとジル・フーパーは当時のことを思い出し、「1番びっくりしたのは、村全体を人工の雪で覆ったこと」だったと英BBCに明かした。

 ブリジットが観客を惹き込んだ1番最初のシーンは、まさか夏に撮影されていて、雪さえも人工のものだったとは、かなり驚きの真実。確かに、ブリジットが実家の中に入ったシーンの窓を見てみると、冬とは思えないような眩しい太陽が。あなたも次に映画『ブリジット・ジョーンズの日記』をみるときは、ぜひ雪のシーンに注目してみて。(フロントロウ編集部)

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