なぜヨレやムラが起きるの?
ファンデーションがヨレたり、ムラづいたりすると「塗り方が間違っているからでしょ?」と思われがちだけれど、ニューヨーク市を拠点に活躍するメイクアップアーティストのメアリー・アーウィンによると、実はファンデーションが密着しない理由はひとつではないという。
1つめの理由が、肌のお手入れ不足。どんなに高機能なファンデーションを使っていても、土台となる肌が乾燥していたり、凸凹してたりすると、ファンデーションが肌に密着せず、ムラづいてしまうと米メディアMakeup.comで説明。
2つめの理由が、肌に合わないファンデーションの使用。メアリーは「ほとんどの人は自分が思っているほどオイリーではないの。だから、すでに肌が乾燥しているのにマット系のファンデーションを使ったら、当然ムラになるよね」と、自分の肌質に合わないファンデーションを使うことも、仕上がりに影響してくるのだそう。
3つめの理由が、ファンデーションと化粧下地の相性。例えば、シリコンをベースにした化粧下地(プライマー)と水をベースにしたファンデーションを合わせてしまうと、2つの成分がうまく混ざらず、肌の上で分離することがあるという。
そこで今回は、ファンデーションがヨレたり、ムラづいたりしたときの対策法&メイク直しテクをご紹介。メイクを思いっきり楽しみたいのに、なんだかベースメイクが決まらない…とお悩みの人は今すぐチェックしてみて。
プロ級の美肌メイクのつくり方
メアリーによると、ムラのない均一なベースメイクを作るコツは、まず化粧水や保湿クリームで肌に十分なうるおいを与え、肌の土台をきちんと整えること。日焼け止めなども、このタイミングでつけるのがベストだという。
次に、肌にうるおいを与えるだけでなく、ファンデーションをしっかり掴む“グリップ力”のある化粧下地を塗って、ベースメイクの崩れにくさ・塗りやすさをアップ。最後に、化粧下地と相性が良く、自分の肌質にぴったりのファンデーションで仕上げて、ムラのない均一美肌の出来上がり!
メアリーは「優れた“保湿クリーム”、ファンデーションによくなじむ“プライマー”、自分の肌質に合った“ファンデーション”。この3つは必ずセットよ」と、ムラづきのないベースメイクを作るためにも、この3ステップは必ず守るようアドバイスした。
ムラになったときのお直しテク
もしファンデーションがヨレたり、ムラになってしまったときの応急処置として、メアリーは「メイクスポンジに水を含ませて、ムラになってしまった部分にポンポンと当てて整えて」と助言。適度に水分を補いながら、浮き上がったファンデーションをスポンジが吸収してくれるという。
プロが教えるファンデーションをキレイに仕上げるテクニック。上手にマスターして、素肌のようになめらかで美しいベースメイクをゲットしてみて。(フロントロウ編集部)