シンガーのジャスティン・ビーバーと妻でモデルのヘイリー・ビーバーが、ネット上でヘイリーを侮辱したTikToker(ティックトッカー)に対して強硬な姿勢を見せた。(フロントロウ編集部)

ビーバー夫妻が「手紙」で警告

 恋愛リアリティ番組『テラスハウス』に出演していたプロレスラーの木村花選手が死去したことをうけて、日本でもネット上での誹謗中傷や名誉毀損が問題視されるなか、ジャスティン・ビーバーヘイリー・ビーバー夫妻が、10代に大人気のSNSアプリ「TikTok(ティックトック)」にヘイリーを侮辱する内容の動画を投稿した、美容外科・美容整形を専門とするダニエル・バレット医師に対していつになく強硬な姿勢を見せたことが話題になっている。

 世界屈指の高級住宅街として知られる米ビバリーヒルズで美容整形外科のクリニックを営むバレット医師は、本業の傍ら、本人いわく美容整形手術への理解を深め、偏見をなくすことを目的として頻繁にTikTokで美容整形に関する情報を発信している。

 事の発端は、そんなバレット医師がTikTokにアップした動画にある。以前から度々セレブの整形疑惑を検証する動画をアップしてきた同氏は、先日、TikTokに投稿した動画のなかで、2011年と2016年に撮影されたヘイリーの写真を比較しながら、彼女が鼻やあご、さらに肌を引き締める施術を行なった可能性があることを指摘。

画像: Photo:©︎Dr Daniel Barrett/TikTok

Photo:©︎Dr Daniel Barrett/TikTok

 医師として、「(美容整形をせずに)鼻がこのような形になるのは、物理的に不可能だと思う」と意見するなど、ヘイリーの整形疑惑を煽るような発言をした結果、この動画がビーバー夫妻の目に留まり、トラブルへと発展してしまった。

 バレット医師によると、後日、ビーバー夫妻から代理人である弁護士を通じて問題の動画の配信停止と、謝罪を求める“通告書”が送られてきたそうで、手紙には、要求に応じない場合、ヘイリーの名前や写真を無断で使用したことへの「肖像権侵害」や、著作権で保護されているジャスティンの大ヒット曲「ソーリー(Sorry)」の歌詞を無許可で使用したことへの「著作権侵害」で、損害賠償を請求することをも辞さない構えであることが書かれていたという。

 じつは、ヘイリーはつい最近も、セレブやインフルエンサーの美容整形疑惑や美容ネタに特化したインスタグラムアカウントに投稿されたビフォー&アフター写真に、「メイクアップアーティストが編集した写真を使うのはやめて! 右の写真は私の実際の姿じゃない…私は顔をいじったことなんて一度もない。もし、13歳だった頃の私と23歳の私を比べたいなら、ひどく加工された写真じゃなくて、もっと自然な写真を使って」とコメントし、“自分は整形していない”と整形疑惑への怒りを露わにしていた。

画像: ジャスティン・ビーバー&ヘイリー・ビーバー夫妻。

ジャスティン・ビーバー&ヘイリー・ビーバー夫妻。

 これまでに幾度となく、あることないこと書き立てられ、誹謗中傷や侮辱に耐えてきたビーバー夫妻。当のバレット医師は、反省するどころか「自分は悪くない」という姿勢を見せているが、今回の夫妻の毅然とした態度がある程度の抑止効果を生むことは間違いない。

 ちなみに、バレット医師がセレブからお叱りを受けるのはこれが初めてではなく、過去にシンガーのマディソン・ビアーの整形疑惑を指摘した際、本人から「検証のために使用されたビフォー&アフターの“ビフォー”の写真は著しく加工されたものです」という申し出があり、謝罪に追い込まれたことがある。(フロントロウ編集部)

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