2019年にこの世を去った俳優キャメロン・ボイスの遺族が、5月28日のキャメロンの誕生日を祝い寄付を募り、その行動にファンが応えた。(フロントロウ編集部)

キャメロン・ボイス基金がキャメロンの誕生日を祝う

 2019年7月6日に持病による発作で20歳の若さで他界したディズニー・チャンネルのテレビ映画『ディセンダント』でクルエラ・ド・ヴィルの息子カルロス役を務めた俳優キャメロン・ボイス。生前はクリーンな飲料水を必要としている地域にそれを届ける活動をしているThe Thirst Projectとタッグを組み、ロサンゼルスで自分とランチデートをする権利を引き換えに寄付を呼びかけるなど、精力的にチャリティ活動に取り組んでいた。

画像: 2018年に「The Thirst Project」のイベントでスピーチをするキャメロン。

2018年に「The Thirst Project」のイベントでスピーチをするキャメロン。

 そしてキャメロンの死後、残された家族はキャメロンの意思を継いで、キャメロンの名の元に設立された団体「キャメロン・ボイス基金(The Cameron Boyce Foundation)」を設立。同団体は若者に対して、暴力やネガティブなものの代わりに芸術や創造というはけ口を提供し、世の中にプラスな変化をもたらすことを目的としている。

 そんなキャメロン・ボイス基金は、5月28日のキャメロンの21歳の誕生日を祝って、寄付企画をすることに。寄付金を募るためにキャメロン・ボイス基金のインスタグラムでは「今週の木曜日は、キャム(キャメロンの愛称)の21歳の誕生日になるはずでした。彼に敬意を払い、私たちは銃の暴力を終わらせるためと、てんかん患者の救済のために5万ドル(約550万円)を集めることを望んでいます。どんな形であっても、キャメロンはあなたが支援してくれることに感謝するでしょう。寄付をしたら、私たちをタグづけしてください。特別な日への愛とサポートを見たいと思います」と告知すると、若いファンが多いのにもかかわらず、初日から1万ドル(110万円)以上が集まることに。

 そして日本時間5月28日の早朝には、キャメロンの母親がインスタグラムで、「キャメロン・ボイス・ファンデーションのページに寄付とともに書き込まれた言葉を読んでいます。みなさんの素晴らしいコメントや、キャメロンがどれだけ多くの人に愛されていたかということを見て、圧倒されています。ありがとうと言わせてください。感謝しています。彼の死が無駄にならないようにこれからも(団体を通して)私たちは多くのことを成し遂げていくつもりです。ありがとう」と泣きながらファンに感謝した。

 現在キャメロン・ボイス基金では、目標の73%にあたる約400万円(3万6,960ドル)の寄付金が集まっており、亡きキャメロンの21歳の誕生日を多くのファンが祝っている。(フロントロウ編集部)

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