大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』の監督を務めるグレッグ・ニコテロが、シーズン8であの人気キャラクターに「残酷すぎる提案」をしていたことが明らかに。(フロントロウ編集部)

あの人気キャラはシーズン8で“死ぬ”はずだった

 今年で放送開始10周年を迎える大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』の監督&製作総指揮を務めるグレッグ・ニコテロが、主要キャラクターの1人であるニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)をシーズン8で殺そうとしていたことを、米Colliderのインタビューで明かした。

 シーズン6の終盤で“史上最悪の敵”として初登場したニーガンは、シーズン8の最終話で敵対するリック(アンドリュー・リンカーン)に喉元を切り裂かれて命を落としかけるも、途中で考えが変わったリックに助けられ一命を取りとめた。

画像: Photo:©︎DARKWOODS PRODUCTIONS / Album/Newscom

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 じつは、ニコテロ監督はこの結末に納得がいっていなかったそうで、「ショーランナーのスコット・ギンプルに、『マギーは彼(ニーガン)を銃で撃つべきだ。マギーがニーガンを殺す、もしくは撃つのがいいと思う。とにかく彼女は何かするべきだ。だって、彼女はその場にいるんだから』と言ったんだ」と言うと、続けて「リックがニーガンの命を救うことにしたと知って膝から崩れ落ちるマギーの姿を撮影するのは、非常に難しいものだった。だから、ギンプルに『なぜマギーは奴を撃たないんだ? なぜ彼女は彼を殺さないんだ?』と提案したんだ」と、その理由を語った。

 ニコテロ監督の提案により、恋人のグレン(スティーヴン・ユァン)をニーガンに殺されたマギー(ローレン・コーハン)に、シーズン8で殺される可能性もあったニーガン。しかし、最終的に“ニーガンの物語にはまだ続きがある”という理由で、ニーガンを殺すアイデアは却下された。

 ちなみに、4月5日にアメリカで最終話が放送された『ウォーキング・デッド』のシーズン10は、元々全16話になるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で制作が一時中断となったため、放送日までに作品を仕上げることが困難に。そのため当初の予定を変更し、シーズン10は全15話に縮小し、本来、シーズンの最後を飾る予定だった最終話(第16話)はスペシャルエピソードというかたちで、年内に公開されることが決まっている。(フロントロウ編集部)

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