暑くても溶けない鉄壁メイク!
夏のメイク悩みといえば、汗や皮脂による「メイク崩れ」。朝きちんとメイクをしても、滝のような汗で、いつの間にかファンデはドロドロに溶け、過剰な皮脂でおでこや鼻の周りはテッカテカ…。でも、実はちょこっと手間ひまをかけるだけで、メイク持ちがグッと良くなるって知ってた?
そこで、今回はシャネルのメイクアップアーティストのジーナ・ケーンが、大量に汗をかく暑い夏のベースメイクを崩さずフレッシュに保つコツを英メディアGlamourで紹介。
昨年の夏、猛暑日続きのパリで開催された、Netflixのオリジナルドラマ『ストレンジャー・シングス』のシーズン3プレミアで、ナンシー役を演じたナタリア・ダイアーの“鉄壁メイク”にも取り入れられた、皮脂と汗に負けないプロのテクニックとは…?
テク1.スキンケア製品は冷蔵庫で冷やす
夏にメイクをするときに、ジーナがよく行なっているのが、メイク前の下準備に使うスキンケア製品を冷蔵庫で冷やすこと。
ジーナは「シャネルのイドゥラ ビューティ マイクロ セラムや他のスキンケア製品を、あらかじめ冷蔵庫に入れて冷やしておく。暑いときに使うと、(ひんやりして)とても気持ちいいの」とコメント。
暑さで火照った肌をクールダウンさせることで、毛穴がキュッと引き締まり、化粧ノリの良い素肌に導いてくれるという。
テク2.ファンデーションは“薄く”塗り重ねる
夏のベースメイクが崩れやすくなる理由のひとつが、ファンデーションの塗りすぎ。肌に密着しなかった分のファンデーションが、暑さで過剰に分泌された汗や皮脂と混ざり合うと、余計にドロドロに溶けてしまうそう。
ジーナによると、メイク崩れを予防する最も効果的な方法は、一度にファンデーションを大量につけるのではなく、時間をかけて薄く塗り重ねていくこと。そうすることで、ファンデーションが肌にピタッと密着し、崩れにくくなるだけでなく、厚塗りも防いでくれると説明。
さらに、ジーナは「小さめのブラシを使って、目の下とTゾーンにだけルースパウダーをつけてみて。マットになりすぎず、透明感のある肌に仕上がるわ」とアドバイス。
テカリやすい部分に集中的にのせることで、ナチュラルな肌のツヤ感を残しながらメイクの持ちをもっと良くしてくれると明かした。
夏のワンポイントアドバイス
夏になると、パウダーチークから、肌になじみやすいクリームチークやブロンザーにシフトチェンジする人も多いと思うけれど、ジーナいわく、クリーム系のコスメは暑さに溶けやすく、かえって崩れやすくなるそう。
もし、リキッド系のファンデーションやBBクリームを使用しているのであれば、断然パウダーチークのほうが密着しやすく、比較的崩れにくいという。ただし、しっとりした肌につけると発色が強くなりがちなので、ふんわりと軽めにつけるのがポイントだともつけ加えた。
夏の崩れやすいメイクを長持ちさせるプロのテクニック。コツをおさえて、崩れ知らずの鉄壁メイクをキープしてみて。(フロントロウ編集部)