Photo:ゲッティイメージズ、スプラッシュ/アフロ、Instagram
シンガーのホールジーが、ジョージ・フロイド氏が白人警察に殺されたことに抗議するためのデモに参加。前線で平和的な抗議をしているさなか、突然、自身も警察にゴム弾で撃たれたことを明かした。(フロントロウ編集部)

多くのセレブが抗議デモに参加

 アメリカのメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)だった現地時間5月25日にアメリカ・ミネソタ州で、偽造通貨の使用容疑で通報された黒人男性ジョージ・フロイド氏の首を白人警察官がヒザで8分以上もおさえ続け殺害。フロイド氏は「息が出来ない」「助けてくれ」と懇願し、最終的には動かなくなったにもかかわらず、警察官は首をおさえつづけた。

 一般市民が撮影していたその様子がSNSで拡散されると、大問題に発展し、現在アメリカ各所ではフロイドの死に抗議するために多くの人が「Justice for George(ジョージへの正義)」「I Can'tBreathe(息ができない)」、「Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)」といったスローガンを持ちデモを続けている。

画像: ニューヨークのデモの様子。

ニューヨークのデモの様子。

 その中にはアリアナ・グランデ、ティモシー・シャラメ、エミリー・ラタコウスキー、ローレン・ハウレギ、リル・ヨッティ、J.コール、カミラ・カベロ、ショーン・メンデスなど、数々のセレブも参加しており、シンガーのホールジーは復縁がウワサされているミュージシャンのヤングブラッドと一緒にデモ活動に参加。

ホールジーが最前線で抗議、ゴム弾を撃たれる

 ホールジーは抗議デモの前線で参加しており、その様子を随時自身のインスタグラムのストーリーで公開。そこには「私たちは平和的に手をあげ、違反ラインを超すことなくじっとしていた。彼ら(警察)は私たちに向けてゴム弾や催涙ガスを何度も発砲してきました。挑発をしていない市民たちに対してです。警察は何度も発砲した。私は2度当てられました。1度目は(ゴム弾の)弾で、2度目は弾の破片。そして何時間にもわたってガスを浴びせられました」とホールジーが、警察にゴム弾で撃たれたという事実が書かれていた。

画像: ホールジーが最前線で抗議、ゴム弾を撃たれる

 そして、ホールジーはデモ活動の最前線にいたことから、逮捕されたというウワサが浮上。しかし、本人がツイッターで「私は逮捕されていない。私は安全。そこにビザを持った人たちが複数いたから、安全な場所に移動しなくてはいけなかったから」と、逮捕されたということを否定。アメリカ国籍ではない人たちは逮捕された場合は強制帰国の可能性があるため、その人たちを守るために警察から距離を取ったことを明かした。

 また、ホールジーは自分もゴム弾で撃たれたのにもかかわらず、ケガを負っている他の人のケアをしていたようで、一緒にデモを訪れたヤングブラッドが「言う必要がある、ホールジー、君は今日素晴らしかったよ。恐れを知らず、無私無欲の行動をとった。とても勇敢でインスピレーションを得た。無実の人が不当に傷ついたとき、君は持っていたメディカルキットを使って彼らに包帯を巻いてあげた。君は一瞬たりとも自分のことを考えなかった。君に出会ったことを誇りに思うよ」」と、ツイッターでホールジーのことを称賛した。

 デモが過激化しており、店や家などが破壊されるといった事態も発生している。そのため、LAなどでは18時以降の外出禁止令などが発令されている。(フロントロウ編集部)

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