日本発の人気ゲーム『キングダム ハーツ』をベースとした新テレビシリーズが、ディズニー+(Disney+)にて制作されると複数のエンタメ関係者が証言。さらに、俳優のウィル・スミスやアンジェリーナ・ジョリーが声優として参加するとの説も囁かれている。(フロントロウ編集部)

『キングダム ハーツ』のTVシリーズが制作か

 日本のゲーム会社スクウェア・エニックスがウォルト・ディズニー社とのコラボで2002年にリリースしたPlayStation 2用ゲームソフト『キングダム ハーツ』は、主人公のソラが、ディズニーの作品を舞台にしたワールドを駆けめぐり、爽快かつ派手なアクションが楽しめるRPGゲーム。

 『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターデザインを手がけた野村哲也がディレクターを務め、日本人シンガーの宇多田ヒカルが日本語版と英語版の両方で主題歌「光」、「Simple & Clean(シンプル&クリーン)」を担当したことでも知られる同作は、全世界で600万本を売り上げた。

 その後、計11作品(※)の関連作品が発表され、全世界で累計2,500万本以上を売り上げたほか、2019年1月に発売されたシリーズ最新作の『キングダムハーツIII』は、リリースから2週間で世界でのパッケージ出荷とダウンロード販売本数の合計が500万本を突破。各種有名ゲームアワードで数々の受賞・ノミネートを果たした。

※ファイナルミックス版も含めると19作

 そんな『キングダム ハーツ』を題材にしたTVシリーズが、日本でも6月11日から開始となるディズニーのストリーミング・サービス、ディズニー+(Disney+)での配信作品として制作が進行中であるとの情報をIGNやComicbookといった海外メディアが、複数のエンタメ業界人たちの証言をもとに報じている。

 米The Cinema Spotの記者であるエムレ・カヤは、同TVシリーズが以前からウワサされていた実写版ではなく、CGアニメとなると証言。当初ディズニーが制作を手がけるはずだったものの、計画がうまくいかず、スクウェア・エニックスに制作が委ねられたことや、同社がゲーム制作に使用するソフトウェア「アンリアル・エンジン(Unreal Engine)」を使ってすでにパイロット版が作られたという裏話をツイッターを通じて明かした。

 さらに、ディズニー専門の情報を伝える米The Disinsiderの編集長スカイラー・シューラ―は、ディズニーアニメだけでなくゲーム版でもドナルドの声を担当したトニー・アンセルモやグーフィー役のビル・ファーマー、『くまのプーさん』のプーやティガーの声で知られるジム・カミングスといったお馴染みのディズニー声優たちがカムバックするようだとコメントした。


実写化作品に出演した俳優が声優としてカムバック?

 主人公であるソラや親友のリクやカイリといったゲームオリジナルのキャラクターたちの声を担当する声優については、現時点では情報はないが、俳優のウィル・スミスやアンジェリーナ・ジョリーがTVシリーズ版の声のキャストとして参加するというウワサも。

 米Inside the Magicは、ウィルとアンジェリーナの出演の可能性について伝えるとともに、とそれぞれディズニーの実写版映画に出演した彼らが、ウィルは『アラジン』のランプの精ジーニー、アンジェリーナは『マレフィセント』の主人公でオーロラ姫の継母マレフィセントのを声のキャストとして続投するのではないかと予想している。

画像: ©WALT DISNEY PICTURES/LIN PICTURES/MARC PLATT

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画像: ©MOVING PICTURE COMPANY / Album/Newscom

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 現時点ではウォルト・ディズニー社、ディズニー+、そしてスクウェア・エニックスは、いずれも『キングダム ハーツ』のTVシリーズ化について公式には発表しておらず、声のキャストに関してもあくまでもウワサの段階。

 『キングダム ハーツ』は、ディズニーだけでなく、同じくスクウェア・エニックスの大ヒットゲームシリーズである『ファイナル・ファンタジー』の世界観やキャラクターも踏襲した作品で、ファンベースが大きな作品なだけに、期待が高まっている。(フロントロウ編集部)

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