DCコミックスの大人気キャラクターであるバットマンやその宿敵のジョーカーが登場する映画はたくさんの種類がある。どこから手をつければいいか分からない、というあなたに、米辛口批評サイトRotten Tomatoesで高評価の作品を上位10作品ご紹介。(フロントロウ編集部)

第10位『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016) スコア:28%

 ベン・アフレック演じるバットマンとヘンリー・カヴィル演じるスーパーマンが激突する『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』。超能力を持つスーパーマンはその力を人類のために使ってきたが、その力の強さ故に人々から疎まれる存在に。そんななか、犯罪者をなくすために力を注ぐバットマンもスーパーマンの力を疎ましく感じ始めて…。監督は、映画『300 〈スリーハンドレッド〉』や『ウォッチメン』などのザック・スナイダー。


第9位『バットマン・フォーエヴァー』(1995) スコア:39%

 映画『トップガン』でアイスマン役を務めたヴァル・キルマーがバットマン役を務めた本作。お馴染みの悪党のリドラー、トゥーフェイスなども続々登場し、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、ニコール・キッドマン、ドリュー・バリモアら豪華キャストが起用されたことでも有名。暗いイメージのバットマンは影を潜め、コミカルなテンションで大暴れ。ロビンとともにリドラーやトゥーフェイスの悪事をあばく。


第8位『ジャスティス・リーグ』(2017) スコア:40%

 DCコミックスのヒーローたちが、その枠組みを超えてチームを結成する『ジャスティス・リーグ』。DCエクステンデッド・ユニバース、通称DCEUと呼ばれる作品群の中の一つで、マーベル映画でいうところのMCUのようなイメージ。『バットマン vs スーパーマン』でスーパーマンを信頼するようになったバットマンは、これまでに出会ったヒーローたちを集めてチームを結成し、新たな敵と対峙する。メンバーは、ベン・アフレック演じるバットマン 、ヘンリー・カヴィル演じるスーパーマン、ガル・ガドット演じるワンダーウーマン、エズラ・ミラー演じるフラッシュ、ジェイソン・モモア演じるアクアマン、レイ・フィッシャー演じるサイボーグ。


第7位『ジョーカー』(2019) スコア:68%

 ホアキン・フェニックスがジョーカーを演じたことで世界中の話題をさらった『ジョーカー』が第7位に。バットマンが住むゴッサム・シティで悪の根源としてその名を轟かせるジョーカーはいかにして生まれたのかというオリジンを描く。他の作品とは関係がなく、単体で楽しめる本作は、なんと言ってもホアキンの怪演が光る。ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツなども出演。


第6位『バットマン』(1989) スコア:71%

 映画『シザーハンズ』や『スリーピー・ホロウ』などで知られるティム・バートン監督作品。映画『バットマン リターンズ』は本作の続編。バットマンをマイケル・キートンが、ジョーカーをジャック・ニコルソンが演じたことで知られている。悪党やチンピラに制裁を加えては「仲間に自分のことを話せ」と言い残し去っていく“コウモリ男”ことバットマンと、笑いながら殺人を犯す“笑う殺人鬼”ことジョーカーの対決を描いている。


第5位『バットマン』(1966) スコア:78%

 当時大人気だったテレビドラマ版『バットマン』の制作チームが携わって制作された映画。バットマンをアダム・ウェスト、ジョーカーをセザール・ロメロが演じている。本作は非常にコミック的な要素が強く、殴ると効果音のイラストが飛び出すところが面白い。登場する悪役は、ジョーカー、ペンギン、ナゾラー、そしてキャットウーマン…。そう、このころリドラーはナゾラーという名で呼ばれていた。かなり古い作品ではあるけれど、コアなバットマンファンにはおすすめの1作。 


第4位『バットマン リターンズ』(1992) スコア:79%

 第6位で登場した『バットマン』の続編。監督は引き続きティム・バートンが務め、独特な世界観を大きく反映させた内容で大きな反響を得た。バットマン役には、マイケル・キートンが続投。今回の敵はジョーカーではなくダニー・デヴィート演じるペンギン。キャットウーマン役はミシェル・ファイファーが務めている。クリスマスシーズンにゴッサム・シティを襲う凶悪犯罪を描いた本作は、今日でも多くのファンに愛されている。


第3位『バットマン ビギンズ』(2005) スコア:84%

 映画『インセプション』や『インターステラー』のクリストファー・ノーランが手掛けた「ダークナイト・トリロジー」と呼ばれる三部作の第1作目にあたる『バットマン ビギンズ』が第3位に。バットマンをアカデミー俳優のクリスチャン・ベールが演じ、コミック版『バットマン』の古典的な作品から着想を得たというハードボイルドな世界観に多くのファンが魅了された。幼い頃に両親を殺され心に深いトラウマを抱える大富豪のブルース・ウェインが、いかにしてバットマンになったのかが描かれた本作。敵役はリーアム・ニーソン演じるラーズ・アル・グール、キリアン・マーフィー演じるスケアクロウなど。


第2位『ダークナイト ライジング』(2012) スコア:87%

 第3位に登場した『バットマン ビギンズ』の3部作「ダークナイト・トリロジー」の第3作目の本作は、同じくクリストファー・ノーランが監督、クリスチャン・ベールがバットマンとして続投した。8年間平和な状態を保ってきたゴッサム・シティに、新たなる強敵ベインが現れ、バットマンは再び戦いの中へ身を投じる。本作ではキャットウーマンをアン・ハサウェイが、ベインをトム・ハーディーが演じた。


第1位『ダークナイト』(2008) スコア:94%

 公開から10年以上が経過した現在でも多くのファンによって愛されている『ダークナイト』が堂々の第1位。本作は、「ダークナイト・トリロジー」の2作目で、クリストファー・ノーラン監督、クリスチャン・ベール演じるバットマンに、ヒース・レジャー演じるジョーカーが加わり、物語の鋭さに磨きがかかった1作。バットマンの宿敵であるジョーカーが登場し、ますます混乱に陥ったゴッサム・シティを救うべく、バットマンは再び立ち上がる…。演技派俳優2人の魂がぶつかり合った名作をぜひ。ちなみにヒースは本作の公開前に死去したが、その後開催されたアカデミー賞では28歳の若さで助演男優賞を受賞した。

 バットマンやジョーカーが登場する作品は、ダークな世界観が魅力的。ぜひ楽しんで。(フロントロウ編集部)

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