毛穴レス肌をつくる化粧下地「ポアプライマー」。試してみたいけれど「なんだか毛穴がつまって肌荒れしそう…」と使うのをためらっている人も多いのでは? でも、実はスキンケアの専門家によると、ポアプライマーで肌荒れを起こす可能性は低いという。その理由を解説した。(フロントロウ編集部)

毛穴をカバーする「ポアプライマー」

 ポアプライマー(毛穴カバー化粧下地)は、気になる毛穴や肌の凹凸をカバーし、均一でなめらかな肌に仕上げてくれる便利なコスメ。

画像: 毛穴をカバーする「ポアプライマー」

 ほかにも、メイク崩れを防いだり、紫外線やホコリなどの外的刺激から肌を守ったりしてくれる頼れるアイテムだけれど、唯一気になるのが「毛穴のつまり」や「肌荒れ」。

 肌の表面をなめらかにするもののため、肌に塗ると毛穴をつまらせてしまうのではと思われがち。はたして、本当にそうなのだろうか。そんなポアプライマーにまつわる“素朴な疑問”を専門家が解説。

ギモン1.肌荒れしないの?

 皮膚科医のデンディ・エンゲルマン医師によると、そもそもニキビができる原因はひとつではない。

画像1: ギモン1.肌荒れしないの?

 エンゲルマン医師は「(ニキビは)さまざまな要因が複雑に影響しあって発生するため、新しいコスメが刺激になる可能性は否定できない。だからポアプライマーが原因というよりも、ポアプライマーを追加したことで肌が(ニキビが発生する)限界点に達してしまったと言ったほうが正しいかもしれない」と米メディアrefinery29でコメント。

 つまり、ポアプライマーを使う以前に、すでに何らかの炎症、過剰な皮脂、刺激が肌の表面下で発生している可能性が高い。エンゲルマン医師は「ポアプライマーを完全に捨ててしまうのではなく、これらの問題から対処していく必要がある」と説明。

画像2: ギモン1.肌荒れしないの?

 肌の奥に潜在的にあるニキビを防ぐポイントは、朝のスキンケアを徹底すること。エンゲルマン医師は「メイクをする前に、毛穴をキレイにしてくれる“拭き取り化粧水”、ニキビの発生を防ぐマイルドな“ピーリング美容液”(BHA、サリチル酸を配合)を、毎朝のルーティーンに取り入れてみて」とアドバイスした。

ギモン2.毛穴はつまらないの?

 美容化学者のニキータ・ウィルソン氏によると、すべてのプライマー(およびその成分) が、過剰な皮脂の分泌、Tゾーンのテカリ、またはニキビの発生を促しているわけではないという。

画像1: ギモン2.毛穴はつまらないの?

 ウィルソン氏は「ニキビができやすい肌やオイリー肌の人は、自分の肌のタイプがどんなものに対応できるか、もっと意識すべきなのは事実よ。でも、プライマー自体が毛穴のつまりの原因ではない」と断言。

 というのも、毛穴をつまらせている原因は、化粧下地よりも仕上げパウダーなどの“粉体”である可能性が高いから。ウィルソン氏によると、とくにオイリー肌の人は生まれつき皮脂腺が大きいため毛穴が開きやすく、パウダー系のコスメが毛穴に入りやすいうえに、皮脂と混ざって落としにくいという。

画像2: ギモン2.毛穴はつまらないの?

 ウィルソン氏は「毛穴をつまらせたくないなら、毎晩、洗顔ブラシやこんにゃくスポンジを使って、ディープクレンジングするのがオススメ」とアドバイスした。

 ポアプライマーとひとことに言っても種類はさまざまある。どうしても心配だという人は、低刺激なノンシリコンのものも多いので、肌の調子を観察しながら、自分にぴったりのポアプライマーを見つけてみて。(フロントロウ編集部)

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