美肌になるためには、自分の年齢や肌質に合ったスキンケア製品を選ぶことが大切。海外の皮膚科医が、そのときの肌に必要な「美肌成分」を紹介した。(フロントロウ編集部)

年齢によって必要な「美肌成分」

 スキンケア製品には、さまざまな「美肌成分」が含まれているけれど、実は年齢によって必要な美肌成分は違うって知ってた?

画像: 年齢によって必要な「美肌成分」

 皮膚科医のジョイス・イマヒイェロボ医師によると、年を重ねるごとに身体や肌が変わっていくように、それぞれの年齢によって必要となる「美肌成分」も変わってくるという。その時の自分にいちばん合うスキンケア製品の選び方と効果的な使い方を米メディアbyrdieで紹介した。

20代:サリチル酸

 イマヒイェロボ医師いわく、20代の患者から受けた1番の肌悩みは「ニキビ」に関するもの。

 イマヒイェロボ医師は「ニキビは、10代の若者だけが悩むものだという認識は間違いよ」と指摘。意外にも、ニキビ薬を正しく使えていなかったり、刺激の強いスキンケア製品を使ってニキビを悪化させてしまったりする人が多いという。

 そんな20代のニキビ悩みにオススメの美肌成分は、「サリチル酸」

画像: 20代:サリチル酸

 イマヒイェロボ医師は「サリチル酸は、主にニキビを改善するときに使われる美肌成分。持ち前の抗菌作用がニキビの炎症を和らげ、ニキビ跡をケアしてくれる。ケミカルピールとして使用することで、短期間でニキビを集中ケアすることにも役立つ」と説明している。

30代:レチノイン酸

 30代になってくると、だんだんと「小じわ」や「ほうれい線」、シミ、色素沈着、たるみなどのエイジングサインの兆候が見えてくる。これらのエイジングサインは、早め早めにケアを始めるのが大切だとイマヒイェロボ医師は言う。

 そんな30代のエイジングケアにオススメの美肌成分は、「レチノイン酸」

画像: 30代:レチノイン酸

 イマヒイェロボ医師は「ビタミンAに由来するレチノイン酸は、エイジングケアの強力なサポーターとして知られ、毛穴を引き締め、肌のターンオーバーを改善し、コラーゲンの生成を促進してキメ細かな肌をつくってくれる」と説明。

 ただし、レチノールは、肌にパワフルに働きかけてくれるがゆえに、肌が慣れるまでに少し時間がかかるそう。初めて使う人は、少量から始めることを心がけて。

40代:乳酸

 イマヒイェロボ医師は「40代になると、大気汚染、花粉、紫外線、フリーラジカルなどの外的刺激が肌に影響を及ぼし始めるため、(スキンケアに)“抗酸化物質”を取り入れることが非常に重要になってくる。さらに、一部の女性はスキンケア製品に対して敏感になることもある」と説明。

 そんな40代のスキンケアにオススメの美肌成分は、「乳酸」

画像: 40代:乳酸

 イマヒイェロボ医師は「マイルドなピーリング効果のある乳酸は、肌の弱い方のスキンケアに大いに役立つ。他の酸よりも刺激が少なく、ほうれい線やシワを優しく改善してくれる」と助言。ほかにも“ビタミンC”を積極的に取り入れるのもオススメだという。

50代以上:ヒアルロン酸

 イマヒイェロボ医師は「50代以上になると、だんだんとターンオーバーが遅くなってくる。その結果、肌の著しい乾燥やたるみなどが気になり始める。ほうれい線が深くなったり、キメの乱れが生じたりすることもある」と解説。 

 そんな50代のスキンケアにオススメの美肌成分は、「ヒアルロン酸」

画像: 50代以上:ヒアルロン酸

 イマヒイェロボ医師は「この美肌成分は、肌の水分を補ってくれるブースターのようなもの。そのため、ヒアルロン酸を配合したクリームや美容液を使うことで、肌がたっぷりとうるおい、乾燥による小じわやほうれい線を目立たなくしてくれる」と明かした。

 美肌のためにも、そのときの年齢や肌質に合ったスキンケアをすることが大切。プロの意見を参考に自分のスキンケアを見直してみて。(フロントロウ編集部)

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