黒人差別の撤廃や黒人の人権を求めアメリカを中心に行なわれているブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)の抗議デモや、黒人をサポートしようと、ファッションブランドが立ち上がっている。シュプリーム(Supreme)、H&M、ルルレモン(Lululemon)、マザー(Mother)といったファッションブランドが寄付をしており、多くのブランドがチャリティグッズを販売。人気すぎるあまり完売状態になっているチャリティグッズも多く、そのなかからいくつかのブランドを紹介。(フロントロウ編集部)

チェリー ロサンゼルス(CHERRY LOSANGELS)

 ロサンゼルスの気鋭ストリートブランドであるチェリー ロサンゼルスは、VERDYが手掛けるウエステッド ユース(WASTED YOUTH)や、キャロッツ(Carrots)、シャバ・サウンド・システムズ(Shabbba Sound Systems)、アンクル ポーリーズ(UNCLE PAULIE'S)とタッグを組み、チャリティTシャツを販売。

 白と黒のTシャツには、武装している警察官に「Enough(もうたくさん)」と書かれたスローガンを掲げた人のデザインが施されており、バックプリントには、なんと警察官によって殺された黒人の名前がずらり。このTシャツの収益は、すべて黒人大学基金連合(United Negro College Fund)とBlack Lives Matterに寄付されることが発表されており、すでに24時間で100万円近く売り上げている。


プリティリトルシング(PrettyLittleThing)

 セレブ御用達のプチプラファッションブランドとして知られるプリティリトルシングは、ミーゴスのクエヴォの恋人でラッパーとして活躍するスウィーティーとコラボ。アニマル柄のワンピースや、シアー素材のタイダイなど、90年代~2000年初頭のムードたっぷりのデザインが豊富。プリティリトルシングとスウィーティーがコラボしたアイテムの収益は、すべてBlack Lives Matterに寄付される。


アリクス(1017 Alyx 9sm)

 レディー・ガガのクリエイテヴディレクターを務め、カニエ・ウェストとコラボしたマシュー・ウィリアムスが2015年に設立したアクリス。ディオール(Dior)などのハイブランドからもラブコールが絶えないアリクスは、2017年秋冬コレクションで発表し、ウーバー&コーシャ(Uber and Kosher)とコラボした「ANTI-RACIST ACTION(反人種差別運動)」Tシャツを再デザインしてリリース。収益は全国保釈金共同体(National Bail Out )、Campaign Zero、The Freedom Fundに平等に振り分けられる。


リナウンドエルエー(Renowned LA)

 クリス・ブラウンやニッキー・ミナージュなどのセレブと仕事をしたことがあるジョン・ディイーンがデザイナーを務めるリナウンドエルエーが販売しているチャリティTシャツは、黒人解放のために代表となったヒーローたちがデザインされている1枚。Tシャツを1枚購入する毎にハンドタグがついてきて、そこには、警察によって殺された黒人の名前や寄付先、そして不正を止めるためになにができるかなどが書かれている。


ドゥ ノット ディスターブ(Do Not Disturb)

 ラッパーの着用率が高いアトランタを拠点にするブランド、ドゥ ノット ディスターブは、チャリティTシャツだけではなく、フーディやマスクといったアイテムも販売。Black Lives Matterというスローガンや、白人警察官によって約9分も路上にてヒザで首を押さえつけられ亡くなったジョージ・フロイドが訴え続けた「I Can’t Breathe」というフレーズがデザインされている。収益の全ては、The Atlanta Solidarity Fund、Buy Black Atlantaに寄付される。


ダイエット スターツ マンデー(DIET STARTS MONDAY)

 ストリートブランドのダイエット スターツ マンデーは5種類のチャリティTシャツを販売。ポップなデザインとともに、「Stop Killing Black People(黒人を殺すな)」というメッセージがプリントされたTシャツは、目を引くインパクト大なものばかり。収益はReclaim The Block、Color Of Change、National Bail Outに寄付される。

(フロントロウ編集部)

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