カミラ・カベロが今月のプライド月間を祝して自身のSNSにメッセージを投稿。医療現場におけるLGBTQ+の人々に対する差別を禁止する条項を撤廃したアメリカ政府を批判した。(フロントロウ編集部)

プライド月間を祝福したカミラ

 6月の「プライド月間」を祝して、カミラ・カベロは白人と黒人が手を取り合っているところを描いたイメージを自身のインスタグラムに投稿。

画像: プライド月間を祝福したカミラ

 「今月はプライド月間!私はLGBTQ+のコミュニティを敬愛し、とても尊敬しています」とカミラは綴った上で、次のように続けた。「このコミュニティには、私が知っている最も勇敢で、優しくて、強い人たちがいます。皆さんは私に、自分や自分の心に正直であることの意味や、勇気を持つことの意味、旅路のあらゆる局面で強く、優しくなることの意味や、どんなに辛く、恐ろしい時にも、真実を生きて、自分が愛したい人を愛することを教えてくれるのです。ハッピープライド月間」

 カミラはこの投稿の中で、ドナルド・トランプ米大統領が「オバマ前大統領時代に成立した、医療におけるトランスジェンダーの患者に対する差別を排除するための条項の削除」を決めたことにも言及している。アメリカ政府は現地時間6月12日、医療現場や保険の適用に関連して、LGBTQ+の人々を差別することを禁止する条項を削除することを発表していた。

 「私たちはまだ正しい場所に到達できておらず、私たちはやり返す必要があります!」とカミラは綴り、支援すべき慈善団体のリストを掲載した上で、個人的にトランスジェンダーの権利のための活動を行なっているTransgender Law Centerに寄付をしたことを発表した。

アメリカ政府の決定に多くの批判

 6月12日は、4年前の同日にアメリカで悲劇的な事件が起きた日となっている。フロリダ州オーランドにある同性愛者向けのクラブで2016年6月12日、銃乱射事件が発生。49人が亡くなり、さらに50人を超える人が負傷するという痛ましい事件が発生した。

 奇しくも悲劇的な事件から4年目を迎えた日にアメリカ政府がLGBTQ+の人権をないがしろにするような決定をしたことに対して、多くの人々から抗議の声があがっており、LGBTQ+の権利を守る団体であるGLAADはこれを受けて、ドナルド・トランプ大統領政権という「残酷な政権がLGBTQのアメリカ人を攻撃するのは150回目」だと批判している。

 また、セレブたちもアメリカ政府によるこの決定に言及。同性愛者であることを公言している『エレンの部屋』のエレン・デジェネレスは「これは酷すぎる」とツイート。「必ず11月の選挙に事前登録して」と綴り、反対を示すために、今年の11月に行なわれる大統領選挙で投票してほしいと呼びかけた。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.