ファンタジー要素たっぷりの『ヴァンパイア・ダイアリーズ』
ドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』は、2009年〜2017年の間に8シーズンにわたって放送された大人気恋愛ドラマ。ヴァンパイアや人間、魔女、人狼など様々なファンタジー要素に加え、スリリングで胸キュンな恋愛模様が多くのファンを魅了し、記念すべき第1話は、米放送局CW史上最高となる約491万人が視聴した。
本作の舞台は、「ミスティック・フォールズ」という米バージニア州にある架空の町で、主人公はエレナという高校生。彼女はサルバトーレ兄弟という吸血鬼兄弟の間で揺れる三角関係を経験する。サルバトーレ兄弟の弟はポール・ウェズレイ演じるステファン。そして兄は、イアン・サマーホルダー演じるデイモン。兄弟にはそれぞれ違った魅力があり、主人公のエレナはどちらとも良い雰囲気。
そんなサルバトーレ兄弟だけれど、吸血鬼としての年齢はどれくらいか知っている?
吸血鬼としての年齢
吸血鬼は、西洋発祥の伝説の生き物で、その名の通り血液を吸いながら生きている。古くから、ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』、映画『ヴァン・ヘルシング』など様々な創作物の題材として愛されてきた。
伝説や創作の上では、能力や苦手なもの、受け継がれ方など、それぞれ異なった設定を持つヴァンパイアだけれど、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』では、物語から約1,000年前に生まれた“オリジナル・ヴァンパイア”の血を受け継ぐことでヴァンパイアとなることが知られている。
本作のヴァンパイアは伝説とは異なり、ニンニク、聖水、十字架は全く効果がなく、鏡にも写る存在。さらに、魔法がかかったラピスラズリのアクセサリーを持ち歩くことで、直射日光に当たることもできる。ヴァンパイアとなった時点で不老不死の力を手に入れることができるけれど、特殊な方法で殺すことは可能。
前述したとおり、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』に登場するヴァンパイアたちの全ての源流となっている“オリジナル・ヴァンパイア”はだいたい1,000歳前後。また、本編で登場するアンナやパールも約500歳ということになっている。
サルバトーレ兄弟の吸血鬼年齢は?
そんな長生きのヴァンパイアに囲まれ、圧倒的な存在感を放つサルバトーレ兄弟。デイモンは自発的に、ステファンは意思に反して、2人とも1864年に吸血鬼となった。
ふたりが吸血鬼になったときの人間としての年齢は、デイモンが25歳、ステファンが18歳。そしてドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』の時代設定は、現実の時間と同じだとされているため、ドラマ終盤のデイモンの吸血鬼年齢は178歳、ステファンの吸血鬼年齢は171歳だった。
年齢を計算すると、意外にも2人は吸血鬼の中では若い方! ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』に登場する吸血鬼も400歳くらいだと言われていることを考えると、サルバトーレ兄弟は年齢的にはまだまだ新米吸血鬼といえる。けれども、その見た目は彼らが人間としての死を迎えたその時のままになっているため、25歳と18歳の姿。
そんな意外にも若いイケメン吸血鬼との恋模様を楽しめる『ヴァンパイア・ダイアリーズ』。もし鑑賞する時には、年齢についても気にかけてみて。(フロントロウ編集部)
※本記事ではステファンの年齢に誤りがあったため修正しました。