フランス出身のスポーツクライミング選手で、16歳だったルース・ドゥアディが150メートル以上の高さから転落して亡くなった。(フロントロウ編集部)

東京オリンピック候補だった16歳

 フランス山岳クライミング連盟 (FFME) によれば、ルース・ドゥアディは仏現地時間6月14日、フランス南西部にある崖を登っていたところ、150メートル以上の高さから転落して亡くなったという。

 FFMEはルースの訃報を受けて声明を発表。「この悲しいニュースは、彼女のトレーニング仲間やコーチ陣、所属クラブのシャンベリー・エスカレードに大きな衝撃を与えました」と事故の衝撃を綴った上で、「今日は連盟全体が悲しみに暮れています」と述べた。

 国際スポーツクライミング連盟(IFSC)も声明を発表しており、ルースについて「若く、聡明で、才能のあるアスリートだった」と評して、「この悲劇的な時に、IFSCはルースのご家族やご友人の皆さんと共にあります」と述べた。

 ルースは将来を大きく期待されていた選手で、若手選手が集うユースの世界選手権で優勝経験もあったほか、日本で行なわれた世界ユース選手権やワールドカップへの出場経験もあった。また、2021年に開催が延期された東京オリンピックからスポーツクライミングが競技として採用されており、ルースはフランス代表として出場することが期待されていた。(フロントロウ編集部)

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