憂鬱な生理期間を快適に過ごすための新しいアイテムとして、注目を集めているのが「吸水サニタリーショーツ」。生理用ナプキンいらずと画期的なアイテムだけれど、利点はそれだけではないよう。そのメリットを医師や専門家が明かした。(フロントロウ編集部)

ナプキンもタンポンもいらない「吸水サニタリーショーツ」

 生理の話題は長年なにかとタブー視されがちだったけれど、最近はもっとオープンにしていくべきというムーブメントが起こっている。それと同時に、生理用品もそれぞれの体や生活に合ったものを選べるよう、オシャレなナプキンやオーガニックの生理用品、アクティヴ用のナプキン、布ナプキン、月経カップなど生理用品の選択肢が増えてきて、生理用品のジャンルはぐんぐん進化中。

画像1: ナプキンもタンポンもいらない「吸水サニタリーショーツ」

 そんな中、国内外で注目を集めているのが、ナプキンいらずの「吸水サニタリーショーツ」。

 吸水サニタリーショーツは、種類にはよるもののおよそタンポン2~4本分の経血を吸収してくれしてくれるショーツで、そのため頻繁にトイレに行ってナプキンを取り替えたりする必要がなく、安心して過ごすことが可能。生理中はもちろん、生理が来そうだなというときや終わりそうなとき、またはアウトドアなどトイレ環境が悪いときなど、さまざまなシーンで活躍してくれる。

 しっかり経血を吸収する多層構造であるものの、ボトムスに響かない薄い素材で、Tバックタイプや睡眠時に適したもの、運動時に適したものなど種類も豊富。とくに海外ではたくさんの種類が販売されている。

画像2: ナプキンもタンポンもいらない「吸水サニタリーショーツ」

 気になる洗い方は、まず水洗いや重曹水でのつけおきで経血を洗い流した後、洗濯ネットに入れてほかの衣類と一緒に洗濯するだけと意外にも簡単。

※製品によって推奨方法は異なる場合があります

 なんと言っても楽ちんなのが魅力な吸水サニタリーショーツだけれど、それ以外にも得られるメリットを専門家が紹介した。

しっかり吸収するのに衛生的

 ナプキンいらずの下着と聞くと心配に感じてしまうのが、衛生面。吸水サニタリーショーツを販売する海外の大人気ブランド「Thinx」の創設者ミキ・アグラワルは、「多くの吸水サニタリーショーツは、抗菌に優れた素材を使用しているため、無菌状態を維持することができる」と米メディアShapeにコメント。ほかにも通気性と速乾性があるのでムレにくく、臭いも抑制してくれるという。

 産婦人科医のニーナ・ブロフマン医師は、最近のナプキンは安全で肌にやさしいものも多いけれど、もしかぶれなどを感じるような人には吸水サニタリーショーツがとくにオススメだと明かした。

経済的でサステナブル

 もうひとつのメリットが、サステナブルであること。生涯で使用する生理用品の量は莫大で、一生で使うナプキンまたはタンポンの量は約1万2,000個にものぼるという。ミシシッピ女性大学のケイティ・マローン教授は、「何度でも繰り返し使える吸水サニタリーショーツは、ゴミの量を大幅に減らすことができるため、環境に優しい」と米メディアRefinery29に話した。

画像: 経済的でサステナブル

 しかも、一生のうちでそれだけ多くの生理用品を使っているとなると、その分かなりのお金を使っていることになる。長期的に吸水サニタリーショーツを使うことは、環境に優しいだけでなくサイフにも優しい選択になるのは嬉しいポイント。

 生理は毎月のことだけに、長年の定番アイテムを選択しているとしたら、生理用品に変化が起こっている今こそ見直すチャンス。もっと自分に合った快適な選択肢があるかもしれないので、一度チェックしてみては。(フロントロウ編集部)

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