ブルーライトは、目の健康や睡眠の質だけでなく、「肌」にも深刻なダメージを与えるって知ってた? 専門家によると、とくにパソコンやスマホの使用頻度が高い「若い世代」は注意が必要だという。ブルーライトが肌に及ぼす影響とダメージを軽減するスキンケアのコツを紹介。(フロントロウ編集部)

ブルーライトが肌に悪いってホント?

 ブルーライト(青色光)とは、可視光線の中に含まれているエネルギーの強い青い光のこと。

 紫外線に近い波長を持っており、太陽光はもちろん、LEDを使用したパソコンやスマートフォンなどの液晶画面からも多く放出されている。

画像: ブルーライトが肌に悪いってホント?

 また、一般的にブルーライトは、長時間浴び続けると身体に良くない影響を与えるとされている。目に負担がかかったり、睡眠の質に影響を与えたりするという話を耳にした人も多いのでは?

 そんなブルーライトは、実は「肌」にも悪影響を及ぼすことがある。その主な理由について、皮膚科看護師のナタリー・アギラー氏は「昼夜問わずにブルーライトを浴びると、自律神経のバランスが乱れ、睡眠の質が下がる。そして結果的に肌のターンオーバーが乱れてしまうから」だという。

ブルーライトが肌に直接与える影響

 では、“肌に直接浴びたブルーライト”は、肌にどのような影響を与えるのか。

 形成外科医のメリッサ・ドフト医師は「最新の研究によると、ブルーライトには、フリーラジカル(活性酵素)の産生を促す働きがあり、それがエラスチンとコラーゲンの貯蔵量を減らし、“細かなシワ”や“たるみ”につながることはわかっている」と米メディアCovetureで説明。

画像: ブルーライトが肌に直接与える影響

 さらに、ブルーライトにさらされ続けた結果、皮膚の炎症や色素沈着が起こった例も挙げている。

 しかし、ブルーライトの肌への影響はいまだ詳細にわからないところも多く、専門家たちの間でも意見が分かれている。ブルーライトとの因果関係を立証するには、さらなる研究が必要だとドフト医師は言う。

若い世代ほどブルーライト対策をすべき

 ニューヨークを拠点とする形成外科医のモルガン・ラバッハ医師は、パソコンやスマートフォンを頻繁に使用する若い世代こそ、ブルーライト対策を徹底すべきだと指摘。

画像: 若い世代ほどブルーライト対策をすべき

 ラバッハ医師は「私たちは皆、他のどの世代よりも長く画面を見ている、いわば“新世代の肌”。どのくらい(画面を見たら)肌に影響が出るのかを具体的にいうのは難しいけれど、ブルーライトが皮膚に明らかに重大な損害を与えているのだけは確か」とコメント。

 ブルーライトが肌に及ぼす影響から、ラバッハ医師は「ミレニアル世代以降の肌は、前の世代よりも早く老化する可能性がある」との見解を示した。

ブルーライトを防ぐにはどうすればいい?

 有名なエステティシャンであり、スキンケアの専門家もであるレネ・ルーローによると、ブルーライトによるダメージを予防する最も効果的な方法のひとつは、「抗酸化作用に優れた成分」を配合したスキンケア製品を使うこと。

 とくに、美肌の専門家たちに人気が高いスキンケア成分は「ビタミンC」

画像: ブルーライトを防ぐにはどうすればいい?

 皮膚科医のエディー・オマー医師は「ビタミンCとEを含むスキンケア製品は、フリーラジカルの産生を抑える働きがある」と明言。さらに、オマー医師は「これらの成分は、肌を保護するだけでなく、小じわや黒ずみを目立たなくすることで、肌をパッと明るくしてくれる」 とアドバイス。

 また、ドフト医師によると「日焼け止め」を使うのも有効な方法。「クリーンなミネラル日焼け止めは、ブルーライトを物理的にブロックするのに非常に効果的」とつけ加えた。

 いまや私たちの生活に切っても切れない「ブルーライト」。上手に付き合って、賢く美肌をキープしてみて。(フロントロウ編集部)

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