色によって仕上がりが変わる？
サラサラとした粉状のルースパウダーは、素肌のような軽やかなつけ心地とふんわり柔らかな仕上がりが魅力のアイテム。しかし、仕上げコスメとして重宝される一方で、なんだか白浮きしたり、逆に肌がくすんだりして困ってしまった人もいるのでは？
メイクアップアーティストのロバート・セネックによると、実はルースパウダーは色味によって役割が少し変わってくるという。「無色（ルーセント）」と「色つき（ベージュ）」のそれぞれの色味の特徴と、2色持っておきたい理由を米メディアMakeup.comで紹介した。
無色：テカリ防止＆透明感UP
色のついていない「無色のルースパウダー」は、主にテカリやベタつきを抑え、肌の透明感を上げるのに役立つアイテム。
一般的に白っぽい色をしているけれど、肌につけると透明になるのが特徴。肌色を選ばず、肌にサッとのせるだけでサラサラ肌を叶えてくれる。
つけすぎ注意！ポイントは「３ヶ所」
多くの人が顔中にルースパウダーをつけるべきだと思っているけれど、実はそうでもないのだとか。
ロバートは「パウダーを顔全体につけてしまうと、白浮きしたり、粉っぽくなったりすることがある」とコメント。そのため、無色のルースパウダーは「目の下」「鼻の周り」「あごの中央」の3点にだけつけるのが良いそう。
「コンシーラーのように、テカリやベタつきが気になる場所にだけ“部分使い”するのがキレイに仕上げるコツだよ」と話し、つけすぎには気をつけるようアドバイスした。
さらに、メイクのキープ力をあげたい場合は、セッティングスプレーを使うのもアリ。仕上げにシュシュッとスプレーすることで、メイクが肌にぴったりと密着。粉っぽさが抑えられ、うるおいのあるベースメイクに仕上がるという。
色つき：色ムラの修正&メリハリUP
一方で、肌色に合わせたベージュやオークルなど「色つきルースパウダー」は、主に肌の色ムラや赤みを補正し、顔にメリハリを与えるのに役立つアイテム。
他の色のルースパウダーに比べて白浮きする心配が少なく、とくに健康的な肌色を持つ人にオススメ。ロバートは「自然な色味のルースパウダーを使うことで、深みのある肌色にバランスのとれた明るさを与えることができる」とも話している。
一気に塗るのはNG！少しずつ重ねる
カバー力の高い色つきルースパウダーは、一気につけると厚塗り感が出てしまい、のっぺりとした印象になる恐れがある。
そのため、ロバートは「色つきルースパウダーをつけるときは、焦らずゆっくり少しずつ塗り重ねるのがコツ。カバー力が足りないところに付け足すイメージかな」とアドバイス。
また、ルースパウダーの色味もかなり重要なポイント。オレンジ色が強かったり、肌のトーンより暗いと肌がくすんで見えることがあるため、そのときは白や透明のルースパウダーと混ぜ合わせ、自分の肌に合った色味に調整するのがオススメだと明かした。
ふんわり自然なベースメイクに仕上げてくれるルースパウダー。上手に使い分けて普段のメイクをさらにアップグレードさせてみて。（フロントロウ編集部）
