近年、世界では地球環境を守りながら、美しさを追求する「サステナブルな美容」が大注目。そんな肌にも環境にも動物にも優しいサステナブルな美容習慣をご紹介。(フロントロウ編集部)

コスメを通したサステナブルな取り組み

 ビューティー業界では、年を追うごとにサステナビリティに対する動きが活発化。持続可能な環境や社会を実現するために、ゴミの減量化や詰め替え商品の普及など様々な取り組みを行なっている。

画像: コスメを通したサステナブルな取り組み

 これらの取り組みは、なにも大企業やブランドだけの問題ではない。私たちには、豊かな自然環境を守り、次の世代へ繋いでいく責任がある。そのため、サステナブル(持続可能な)社会を実現するためには、私たちひとりひとりが環境問題について学び、考え、普段の生活から少しずつ実行していくことがとても大切。

 では、ごく普通に暮らしている私たちにできることは何だろう。そこで今回は、身近なコスメや化粧品を通してできるサステナブルな取り組みをご紹介。持続可能な社会へ向けての小さな一歩として、ぜひ参考にしてみて。

1.使い捨てより、再利用できるものを

 普段なにげなく使っている「使い捨てのコットンパッド」。手軽で衛生的ではあるけれど、土に還らない化学繊維で作られていることが多く、資源の無駄使いや環境への負荷が生まれやすいと懸念されている。

画像: 1.使い捨てより、再利用できるものを

 そんななか注目を集めているのは、洗濯可能なコットンパッド。洗うことで繰り返し何度でも使うことができるため、お財布にも環境にも優しい。残りの洗濯物と一緒に洗うだけでキレイになるので、手間もかからず楽チン。

2.環境に配慮したパッケージを選ぶ

 いつものプラスチックやガラス瓶から、再生プラスチックなどの環境に配慮したパッケージのコスメに変えるだけでも環境保全、ごみ削減に取り組むことができる。

画像: 2.環境に配慮したパッケージを選ぶ

 例えば、米ヘアケアブランド「ウィー アー パラドックス(We Are Paradoxx)」は、リサイクルしやすいアルミ包装を採用。また米コスメブランド「コデックス ビューティー(Codex Beauty)」は、全てのパッケージを再生可能なサトウキビ由来のバイオプラスチックを使用している。

 こういった、軽量化やリサイクルしやすい素材を使ったパッケージを使うことで、限りある資源の有効活用や海洋のプラスチックごみ問題の解決に貢献することできる。

 不要なごみを減らすという観点からも、詰め替え用のレフィルを活用したり、頻繁に使う化粧品は大容量のものを選ぶなどの取り組みも効果的だと言われている。

3.液体より固形のものをチョイス

 普段から液体のシャンプーを使っている人は、これを機に固形タイプのシャンプーに切り替えてみるのもアリ。

画像: 3.液体より固形のものをチョイス

 米ビューティーバーブランドの「エティーク」によると、世界中で使い捨てされるシャンプーやコンディショナーのプラスチック製ボトルの数は、年間でおよそ800億本。その一方で、固形シャンプーは包装紙のみなので、ごみを減らすといった効果が期待できる。

 さらに、固形シャンプーは、主に植物由来や自然由来の原料が使われているため、ヴィーガンフレンドリーであり、環境や生態系への負担が少ない製品としても注目を集めている。

 サステナブルな取り組みを実行するコツは、自分にできることを無理せず続けること。新しくコスメや化粧品を選ぶときは、ぜひ肌にも環境にも優しい選び方を意識してみて。(フロントロウ編集部)

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