人種差別の緊急討論会がDplayで無料配信
ジョージ・フロイド氏の悲惨な殺害に端を発するアメリカにおける運動を受け、 米国ディスカバリーのグループブランドであるOWN: Oprah Winfrey Network(以下OWN)は、 『緊急討論 人種差別社会の行方(OWN Spotlight: Where Do We Go From Here?)』を制作し、 米国時間6月9日と10日の2夜にわたり、 OWNを含め米国内の合計19のディスカバリーネットワークで同時放送した。
同番組は200以上の国と地域で展開され、 日本では動画配信サービスDplayにおいて、 2020年6月27日12:00より開始する『特集:差別なき世界を求めて』内にて無料配信するとともに、 CS放送のディスカバリーチャンネルでは同日6月27日19:00~前編、 6月28日19:00~後編と、 2夜連続で放送。
この特別番組は、 著名な司会者であるオプラ・ウィンフリーが体系的な人種差別やアメリカの現状について、 黒人の人権擁護活動家やアーティスト、 思想的リーダーらと直接対話するもの。Discovery, Inc.はアメリカの3世帯に1世帯が夜の時間帯に視聴するような、 米国ナンバー1の有料テレビポートフォリオを持つグループだが、 今回初めて、 OWNをはじめディスカバリーチャンネル、 HGTV、 Investigation Discovery(ID)、 Food Network、 TLCをはじめとするアメリカの全19ブランドにおいて当番組を同時放送した。
番組内では、 「今何が重要か?」「次に重要なことは?」「今後どこに向かうべきなのか?」という質問に対して、 徹底した対話がなされ、 洞察力や具体的なプランが示される。 注目のゲストとして、 政治家のStacey Abrams、 ジャーナリストのCharles M. Blow、 アトランタ市長のKeisha Lance Bottoms、 アカデミー賞にノミネートされた映画監督Ava DuVernay 、 教授兼作家のJennifer Eberhardt、 ピューリッツァー賞受賞歴を持つジャーナリストNikole Hannah-Jones、 歴史家兼作家の Ibram Kendi、 受賞歴のある俳優David Oyelowo 、 Color of Changeの創設者Rashad Robinson、 そして全米黒人地位向上協会(NAACP)の理事会メンバーであるWilliam J. Barber 2世牧師が登壇する。
オプラ・ウィンフリーは 「私は友人や思想的リーダーの方と今後の予定や方向性について、 プライベートな会話をしています。 彼らの発想や懸念、 コメントに焦点をあてることは、 全国民にとって興味深くかつ役立つものになると思いました」とコメントしている。
また、OWNのプレジデントを務めるTina Perryは、「OWNは黒人の生活および地位向上に特化したネットワークとして、 ジョージ・フロイドの殺害を悼み、 有意義な変化をもたらすために私たちが共に何ができるかを自問しながら、 この困難な時期にコミュニティにとって重要な対話と役立つリソースを提供することに全力を尽くします。 ディスカバリーグループが一致団結してこのメッセージの拡散に力を注いだことを誇りに思います 」と述べた。
そして、Discovery, Inc.のプレジデント兼CEOであるDavid Zaslavは「歴史上この重大な時期に、 私たち全員に洞察力や視点、 行動力を与えてくれるオプラのような人は他にはいないでしょう。 私たちはOWNと連携し、 ディスカバリーならではのグローバルネットワークを通じ、 200以上のマーケットに及ぶ10億人もの潜在的視聴者に対して、 経済的および社会的正義と平等に関する問題について重要な議論を拡大することを光栄に思っています」とコメント。
『緊急討論 人種差別社会の行方』は、 OWNによって制作され、 オプラ・ウィンフリーとタラ・モンゴメリーがエグゼクティブプロデューサーを務めた。
新番組『緊急討論 人種差別社会の行方』の視聴方法は、
① 動画配信サービスDplayトップページにて、 6月27日12:00以降『特集:差別なき世界を求めて』よりアクセス可能。
※Freeプラン対象、 要会員登録(無料)
※『特集:差別なき世界を求めて』では他の関連番組を含め合計5番組を無料配信
② CS放送ディスカバリーチャンネルでは、 6月27日19:00~前編、 6月28日19:00~後編を放送
(フロントロウ編集部)