映画『スパイダーマン』シリーズやドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』などの出演作で知られる俳優のゼンデイヤが、“成功したアフリカ系アメリカ人俳優の1人”という立ち位置にプレッシャーを感じていることを明かした。(フロントロウ編集部)

ゼンデイヤが感じる黒人女優としての重責

 ディズニー・チャンネルのオリジナルドラマ『シェキラ!』でブレイクしたゼンデイヤは、ディズニー・チャンネルを卒業後も、MCUの映画『スパイダーマン』シリーズやドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』といった話題作に次々と出演している、注目の若手女優の1人。

 そんなゼンデイヤが、黒人の父と白人の母を持つアフリカ系アメリカ人の俳優として感じるという“プレッシャー”について、米The Hollywood Reporterのインタビューで語った。

画像: ゼンデイヤが感じる黒人女優としての重責

 「私にできることがたくさんある。それにみんなに注目されているのもわかってる。とくに、Black Lives Matter・ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命にも価値がある)の影響もあって、より一層、正しい行ないをしなきゃと思うし、(Black Lives Matter運動を)先導する人たちや参加者の人たちに寄り添う責任があると感じる」。負担に感じているわけではないが、“ハリウッドで成功したアフリカ系アメリカ人俳優の1人”として、良いお手本でいることに重責を感じていると語ったゼンデイヤ。

 しかし、自分にとっての最大の批評家は「自分」と語るゼンデイヤは、こういったプレッシャーとの戦いはディズニー・チャンネル時代から続くものだと言うと、「若くしてディズニー俳優になるということもそうだし、若い黒人女性だということもそう。それに、自分に対して厳しくあることもね。でもこれは個人的な問題。私はつねに良い仕事をしたいと思ってるけど、それが理由で時々怖くなることがあるの。ただし、少なくとも私の場合は特別な役を演じることで、その恐怖は溶けて消えてしまう」と、良い役との出会いが自分の中にあるプレッシャーや恐怖をかき消してくれると明かした。

 ちなみに、ゼンデイヤにとっての“ゴール”は「機会を作る」ことだそうで、「私と同じような見た目の女性やそうじゃない女性のために、活躍の場を作りたい。それが私の究極の目標かな。黒人のクリエイターたちに機会を作ってあげたい。彼らには才能がないのではなく、機会がないだけ」と、同インタビューで語っている。(フロントロウ編集部)

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