数多くの名作を監督し、映画『ジョーズ』から映画『レディ・プレイヤー1』まで、長年第一線で活躍しているスティーヴン・スピルバーグ。彼の監督作品を米辛口批評サイトRotten Tomatoesのスコアをもとに10作品ご紹介!(フロントロウ編集部)

※スコアが同じ作品は、順不同、同率順位として掲載してあります。

第10位『リンカーン』スコア:89%

 2012年に公開された『リンカーン』は、「最も愛された大統領」と呼び声の高いアメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンを描いた伝記映画。本作品で、主役のリンカーンを演じたダニエル・デイ=ルイスはアカデミー賞主演男優賞と、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した。音楽は、『スター・ウォーズ』や『ハリー・ポッター』の音楽も担当したジョン・ウィリアムズ。


第9位『マイノリティ・リポート』スコア:90%

 2002年に公開された『マイノリティ・リポート』が第6位に。本作は、著名なフィリップ・K・ディックの同名小説をスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化したもの。西暦2054年、ワシントンDCが舞台。政府は凶悪な犯罪を防止するために“プリコグ”と呼ばれる予知能力者を雇っていた。トムはそのチーフであったが、なんと自分が犯罪を犯すと予知されてしまう…。

第8位『ジュラシック・パーク』スコア:91%

 1990年に出版されたマイケル・クライトンによる同名小説を原作に1993年に制作されたSF映画。バイオテクノロジーを駆使して蘇った恐竜たちが大暴れする本作は、太古の昔に存在した恐竜が動き回り、力強く物をなぎ倒す姿は多くの観客を魅了。そこに、映画界の巨匠スピルバーグ監督が制作したという評判も加わり、大きな成功を収めた。


第7位『プライベート・ライアン』スコア:93%

 1998年に公開された戦争映画の『プライベート・ライアン』が第9位に。第二次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦を舞台に、ある兵士の救出に向かう兵隊たちのストーリー。主演はトム・ハンクスで、救出されるライアン役をマット・デイモンが演じた。戦争の恐ろしさと兵士たちの絆を伝えるストーリーとして、アカデミー賞で11部門ノミネート、5部問受賞という結果を残した。


第5位『未知との遭遇』スコア:95%

 UFOでやってきた異星人と人類とのコンタクトの様子が描かれた本作。「SFといったらコレ!」というイメージがそのまま映像になっており、とても面白い。きらびやかな色彩とさまざまなギミックは一見の価値あり。人類と友好的な異星人には謎が多いけれどそこが人気のポイントでもある。


第5位『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』スコア:95%

 ハリソン・フォードが主演で1981年に公開されたアドベンチャー映画。名前は異なっているけれど、映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの第1作目。神秘的な力を宿す古代の「聖櫃(アーク)」をめぐり、考古学教授のインディ・ジョーンズ教授が大活躍。アカデミー賞視覚効果賞、編集賞、美術賞、音響賞を受賞した。


第4位『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』スコア:96%

 世界中で小切手の偽装詐欺を起こし、何度も人の目を欺いてきた天才詐欺師、フランク・W・アバグネイル・Jrの姿を痛快に描いた1作。フランクをレオナルド・ディカプリオが、フランクを追う捜査官をトム・ハンクスが演じており、そのほかにも、ジェニファー・ガーナー、エイミー・アダムス、クリストファー・ウォーケンなど豪華キャストが出演している。


第3位『シンドラーのリスト』スコア:97%

 第二次世界大戦中にナチスドイツによって占領されていたポーランドで、ホロコーストと呼ばれる大量虐殺から1,100人もの人々を救ったドイツ人の実業家、オスカー・シンドラーの美談を描いた本作。1994年に公開されたものの、全編通してほとんどモノクロで描かれている。本作は、アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、作曲賞の7部門を獲得するという快挙を成し遂げた。


第1位『ジョーズ』スコア:98%

 スティーヴン・スピルバーグ監督の作品は、1位となるスコアの作品が2作品ある。今回はどちらとも、同率1位としてご紹介!

 まずは1875年に公開されたパニック映画『ジョーズ』。原作は1974年に出版されたピーター・ベンチリーによる同題の小説で、平和なビーチを襲う巨大人食いザメを描いている。本作はスティーヴン・スピルバーグ監督の名を世界中に轟かせた名作。現在も多くのファンから支持されており、映画界に「サメ」という一大ジャンルを築いた作品として、多くのファンによって愛され続けている。


第1位『E.T.』スコア:98%

 アメリカの郊外に暮らすエリオット少年と、宇宙からやってきて迷子になってしまった宇宙人E.T.との交流を描いたスティーヴン・スピルバーグ監督の名作SF映画『E.T.』が堂々の第1位に。本作に登場する小さな宇宙人のE.T.は、その愛らしい容姿と仕草から、様々な世代の人々に愛されている。ちなみに、本作で空を飛ぶシーンで使われた自転車は日本の自転車会社のもの。

 スティーヴン・スピルバーグ監督の作品は、今回紹介した10作品以外にもまだまだたくさん。今後は、映画『ウエスト・サイド・ストーリー』、『It's What I Do』などの公開、制作が決定している。(フロントロウ編集部)

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