ドラマ『ウォーキング・デッド』の原作コミックを手掛けたロバート・カークマンが、ドラマの脚本家たちに対して心の中で思っていたことをぶっちゃけた。(フロントロウ編集部)

ドラマの脚本も手掛けたコミック原作者

 2010年から放送が始まったドラマ『ウォーキング・デッド』は、今年で10周年を迎えた大人気作品。シーズン11の制作も決定しており、その勢いはまだまだ収まるところを知らない。そんなドラマは、2003年に始まったロバート・カークマンによるコミックの『ウォーキング・デッド』が原作。ロバートは、ドラマ版のいくつかのエピソードの脚本も担当し、製作総指揮としても名を連ねている。

 コミック作家としていくつもの人気作を生み出してきたカークは、その界隈では超有名人。しかしドラマの脚本はコミックとは勝手が違ったようで、他の脚本家からは「毎日酷評されたよ(笑)」と明かす。Cartoonist Kayfabeによるインタビューで当時を振り返ったロバートは、多くのことを学んだと語った。

画像: ドラマの脚本も手掛けたコミック原作者

「1つの部屋に、1日8時間から10時間、6人から7人の他の脚本家と一緒に過ごすんだ。みんなは僕より年上だったと思う。そして全員、僕よりスキルがあった。多くのことを経験していたし、教育も受けてたね。僕は高校をぎりぎり卒業したから。だから、みんなから常に学んでいたよ」

ロバート・カークマン、心の中で反抗

 尊敬できる先輩に囲まれていた様子のロバートは、「コミックもさらに良くなったよ。ストーリーがより濃いものになったと思う」とも話し、その経験がかなり有意義だったと感じているよう。とはいえ、原作者としてムカついてしまったこともあったよう。当時心に抱いていたこんな思いもあけっぴろげに明かした。

画像: ロバート・カークマン、心の中で反抗

「僕は、『オーケー。テレビではこうなるよね。これが君たちがしなきゃいけない方法で、ルールもあるもんね。でも僕は家に帰って、君たちがほとんど知らないこの素晴らしい媒体(であるコミック)に取りかかる。そこでは、僕のしたいように何でもできるし、お前らは3年後にパクるだろうさ』ってかんじだったよ(笑)」

 プロのコミック作家として、表現の部分では譲れない気持ちを抱えることがあった様子のロバート。しかし学びが多かったと感じているのも本心のようで、「すごく楽しかったよ。他の人にとってはすごくストレスを感じる経験になることもあるだろうけど、僕はたくさん学べたと感じてる」と語った。(フロントロウ編集部)

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