KKWビューティー(KKW Beauty)の株を一部売却してビリオネアとなったことが報じられたリアリティスターのキム・カーダシアンについて、正確にはビリオネアになったわけではないと米Forbesが指摘した。(フロントロウ編集部)

KKWビューティーの株を売却したキム

 キム・カーダシアンは現地時間6月29日、自身のブランドであるKKWビューティー(KKW Beauty、以下KKW)の株を20%、世界最大手の美容系複合企業の1つであるコティ社に売却したことを発表した。20%の株は2億ドル(約220億円)でコティに売却されたといい、KKWビューティーの市場価値は10億ドル(約1,100億円)に。

 これを受けて、キムはビリオネアになったとされ、キムの夫であるカニエ・ウェストもツイッターで、「美しい妻であるキム・カーダシアン・ウェストが、正式にビリオネアになったことをとても誇りに思う」と祝福するコメントを発表した。

画像1: KKWビューティーの株を売却したキム

 しかし米Forbesによれば、正確にはキムが所有するのはおよそ9億ドル(約990億円)だという。米Forbesによれば、キムは手元に残されたKKWの80%の株のうちの72%を所有し、残りの8%はキムの母親であるクリス・ジェンナーが所有する見込みだそう。つまり、キムはビリオネアまであとわずかながらも、正式にはまだビリオネアの称号は手にしていないのだという。とは言え、9億ドルでもすごい資産額。このままいけば、キムが10億ドルのラインを突破するのは時間の問題と見られている。

 プレスリリースによれば、KKWはコティとのパートナーシップでスキンケアやヘアケア、パーソナルケア、ネイル用品のさらなる充実を目指しているほか、市場をさらにグローバルに広げていくことを目標としているという。コティは製品の幅を広げる役割を担っていき、クリエイティブ面は引き続きキムが担当するそう。

画像2: KKWビューティーの株を売却したキム

 キムはコティとのパートナーシップを結ぶにあたり、「コティのような確立された組織とパートナーシップを結ぶことは、私のブランドの発展を手助けしてくれることでしょう。グローバルにリーチできる彼らの力によって、より速い拡大を可能にし、世界中の人々が新しい製品を直接体験することができるようになるのです」とコメント。

 「この関係により、私は情熱を傾けている創造的な分野に集中することができ、コティの素晴らしいリソースの恩恵を活用しながら、世界中で私の製品を発売できるようになります」とキムは続けている。

 コティ社は2019年11月、キムの妹であるカイリー・ジェンナーのコスメブランド「カイリー・コスメティクス(Kylie Cosmetics)」の株式も過半数となる51%を6億ドル(約650億円)で買収しており、同社はこれで、キムとカイリーの姉妹2人の事業に関わることになる。

画像3: KKWビューティーの株を売却したキム

 ちなみに、カーダシアン家の総資産が米Forbesによって訂正されたのは今回が初めてではなく、今年5月には、2019年から2年連続で「最年少億万長者(ビリオネア)」の称号を与えていたカイリーからこの称号を撤回。彼女がカイリー・コスメティックスの年間売り上げを実際よりもだいぶ多く盛って申告していたと告発して、実際にはビリオネア(億万長者)ではないと結論づけた。(フロントロウ編集部)

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