敏感肌もピーリングは必要?
ピーリングは、不要な角質や毛穴の詰まりなどをスッキリ落としてくれるだけでなく、肌のキメを整え、スキンケア製品の浸透を助け、透明感のある美肌に導いてくれるとされている。
ニューヨークを拠点とする皮膚科医であり、美容外科医でもあるハワード・ソベル医師は 「顔に何もつけていない日でも、汗や皮脂、大気中の汚れが肌に付着して毛穴を詰まらせていることがある」と話し、ピーリングを定期的に行なうことで、肌を健康でなめらかに保つことができると米メディアinstyleで説明。
しかし、トラブルの少ない健康的な肌を持っている人ならまだしも、化粧品に過敏に反応したり、乾燥してヒリヒリしたりする「敏感肌」の人はどうだろう。
多くの人が「敏感肌はピーリングをすべきではない」と信じているけれど、ソベル医師によると、肌のゴワつきやくすみが気になる場合は、敏感肌の人でもピーリングを取り入れたほうが良いそう。
ただし、どんなピーリング製品を使っても良いというわけではない。皮膚科医のバハール・ハウシュマン医師は「ピーリング製品は、自分の肌質に合ったものを正しく使うのが最も大切」と話し、場合によっては「肌のバリアに刺激やダメージを与えて乾燥させる恐れがある」と忠告。
敏感肌にオススメのピーリング成分
そんな敏感肌の人にオススメのピーリング成分は「グルコノラクトン」。
一般的なピーリング成分のグリコール酸、乳酸、サリチル酸に比べると、なんだか聞きなれない単語だけれど、実は穏やかなピーリング効果をもつAHA(フルーツ酸)よりもさらに肌に優しい次世代のピーリング成分として近年注目度を高めている。
ソルベ医師も「よく知られているAHAよりもずっと穏やかな成分なのに、肌の不要な角質や毛穴の詰まりをキレイに取り除いてくれる」と勧めている。週に1~2回の頻度なら、肌の乾燥や赤み、刺激を引き起こすことなく、透明感あふれるなめらかな肌に導いてくれるそう。
日本のピーリング製品の中にも「グルコノラクトン」を含むピーリング製品は多数あるため、いままで敏感肌でピーリングに抵抗があったという人は試してみる価値あり。ただし、少しでも肌に刺激を感じた場合はすぐに使用を控えるように。(フロントロウ編集部)