『セックス・エデュケーション』でエイミーを演じたエイミー・ルー・ウッドが、シーズン3に対するある不安を明かした。(フロントロウ編集部)

※この記事には、『セックス・エデュケーション』シーズン2のネタバレが含まれます。

エイミー・ルー・ウッド、シーズン3の不安

 2019年1月にシーズン1がNetflixで配信開始となり、2019年で最も視聴されたドラマのトップ5に入るほどの大ヒットとなった『セックス・エデュケーション』。両親にセックス・セラピストを持つ高校生オーティスを主人公に、周囲から誤解されている派手な女の子メイヴや、オーティスの親友でゲイのエリック、メイヴの親友で勉強は苦手だけどまっすぐな性格のエイミーなど、個性的なキャラクターで埋め尽くされ、大人でも共感してしまう人間関係や性の悩みを描いている。

 シーズン3の公開が待ちわびられているけれど、残念なことに、新型コロナウイルスの影響で撮影はストップ中。しかし脚本は出来上がっているので、エイミー役のエイミー・ルー・ウッドは、シーズン3のエピソード1について「本当に本当に良いよ」と、英Digital Spyのインタビューで明かす。しかしエイミーは、このドラマのことが好きすぎるがゆえに、ある不安を抱いてしまったという。

「キャラクターたちにすごく入れ込んじゃってるから、心配になっちゃうの。『オーマイゴット、こんなこと起こらないで!』って感じ。死ぬとかも。死ぬんじゃないかって想像しちゃうの」

『セックス・エデュケーション』シーズン3で何が?

 エイミーといえば、シーズン2では通学中のバスの中で痴漢に遭い、大丈夫な様子だったけれどメイヴが警察へ連れて行った。メイヴが引っ張ってくれたおかげで、ヘラヘラするのを止めて被害に向き合うこととなったエイミーだけれど、当然その過程では苦しむ姿も。そんなエイミーが死ぬとしたら、自死…? そんな不安をインタビュアーが抱いたところで、エイミーはこう話した。

「誰も死なないよ。このシリーズでは誰も死なない。本当にそう思う。でも、その恐怖がまとわりつくの。最初のエピソード(の脚本)を読んで、そこには“エイミー死亡”って書かれてるんじゃないかって」

女性キャラクターの描き方に定評がある同ドラマ

 『セックス・エデュケーション』のストーリー性からして、キャラクターが死ぬようなことはないと思われるけれど、漠然とした不安があることを明かしたエイミー。しかし、エイミーの描かれ方には満足しているよう。

「シーズン2の彼女の物語の描かれ方がすごく好き。だって、“あぁ、彼女はトラウマを得てしまった。そして乗り越えた!”なんて感じじゃないでしょ。彼女は、悲しい気持ちのすべての段階を通っていった。それは長く続くものだし、信じられる物語だった。そして真実味があった。(シーズン3の)エピソード1ですでに、シーズン2の影響がまだあって、彼女にとっては現在進行形の問題なんだって分かるよ」

 エイミーの現実は、世の中の多くの女性が経験させられている苦しみのひとつ。その現実を軽く描かずに、しっかりと描いた『セックス・エデュケーション』シーズン2では、その他のキャラクター達にも多くの変化が起き、シーズン1よりもさらに濃い内容となった。そんな『セックス・エデュケーション』のシーズン3がどのような展開を見せるのか、多くのファンが期待している。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.