『セックス・エデュケーション』のオーティス役であるエイサ・バターフィールドが、“あのパーティー”のシーンについて考えを話した。(フロントロウ編集部)

※この記事には、『セックス・エデュケーション』シーズン2のネタバレが含まれます。

ファンが苦い表情となった“あのシーン”

 Netflixで2019年に配信が開始されたドラマ『セックス・エデュケーション』は、セックス・セラピストの両親を持つ高校生オーティスを主人公に、高校生から教師たち大人まで、多くの人が抱える性や人間関係の悩みを描き、一躍世界的大ヒットを記録した。2020年1月に配信がスタートした本作のシーズン2では、それまでシャイだったオーティスに様々な変化が起こり、ファンが“あーあ”となってしまったシーンも。それは、オーティスの家でパーティーが開かれたシーン。

 かなり多くの同級生が来てしまったパーティーで泥酔したオーティスは、こともあろうに、オーティスとお互い好き合っていながらもすれ違っていたメイヴと、元カノのオラの2人をみんなの前で比較し、2人に対して嫌味を連発。パーティーに来ていた同級生たちも“あーあ”となっていたけれど、画面の前の多くの視聴者も同じく苦い表情をすることとなった。

 エイサ演じるオーティスと、エマ・マッキー演じるメイヴ。

エイサ・バターフィールド、あのシーンについて語る

 シーズン1では好感度の高かったオーティスだけれど、この1件はかなり印象が悪い。現在制作中のシーズン3でどのような展開が待ち受けているのかに多くのファンが注目するなか、オーティス役のエイサ・バターフィールドが英Digital Spyのインタビューで、パーティーのシーンについて、その考えを明かした。

「オーティスの自己中で、子供な一面が見えたよね。僕は、あれは良かったと思う。視聴者が求めていない欠点をキャラクターに出すのは大事なことだから。

あの場は、オーティスにとっての沸点だったんだと思う。彼の中では多くのことが起こっていたから。オラと別れて、メイヴに気持ちを打ち明けられて。そして彼の父さんは実質的に、ふたたび彼を捨てた。内側で色々なことを抱えてて、押し殺そうとしてた。そして当然、お酒を大量に飲むことは、そんな状況の助けにはならないよね。

オーティスは吐き出す必要があった。頭の中でずっと考えていたことを、やっと吐き出すのは彼にとって浄化作用があったんじゃないかな。みんなを分裂させることになってもね。あのオーティスは最低野郎だったけどね(笑)」

 エイサも、あの姿はファンが期待するオーティスではないと分かったうえで、その期待に沿わない描写もドラマには必要だったと考えているという。とはいえ、このままのオーティスとメイヴの関係性は望んでいないそうで、シーズン3についてこう話した。

「オーティスとメイヴ(の描写)がもっと欲しい。シーズン2では、シーズン1ほどはなかったからね。(メイヴ役の)エマと働くのが好きだし。2人の関係は良いと思うんだ。ロマンティックなシーン以外でも。お互いを理解してるし、人としてお互いを伸ばしてる」

(フロントロウ編集部)

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