コロナ禍で行きづらくなってしまった夢の王国
5月に営業を再開した上海ディズニーランド、そして、6月に営業を再開した香港ディズニーランドに続き、東京ディズニーランド・リゾートも約4カ月間の新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休園を経て、7月4日から営業を再開した。
フランスにあるディズニーランドパリは、7月15日からの営業再開がアナウンスされているほか、アメリカ・フロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールドは7月11日から4つのパークが順次営業再開予定。カリフォルニア州にあるディズニーランド・リゾートに関しては、2つのパークを7月17日に営業再開させたい意向を発表したものの、州政府からの許可が間に合わず、現段階では延期が見込まれている。
ようやく世界6カ所にあるテーマパークがすべて営業を再開する日も視野に入ってきたものの、入場者数の制限があったり、いまだ、不要不急の長距離移動を控えるよう推奨されている地域もあったりと、以前のように気軽には足を延ばせない印象となってしまった。
日本人にとっては、東京ディズニーランドですら、色んな意味で、なかなか敷居が高くなってしまったが、海外にあるディズニーのテーマパークを訪れることができるのは、まだまだずっと先になりそう。
海外ディズニーの人気アトラクションに“乗った気”になれる!
そんななか、東京ディズニーランドには無く、海外でもフロリダと上海の2箇所にしか存在ないある人気アトラクションに“乗った気になれる”動画がディズニー・パークの公式YouTubeチャンネルで新たに公開。
そのアトラクションとは、ディズニーアニメ『白雪姫』をテーマにしたローラーコースターの『七人のこびとのマイントレイン(英語名:Seven Dwarfs Mine Train)』。
映画に登場する、七人のこびとたちが鉱石の採掘をするシーンをモチーフとした、ディズニーでも数少ない、子供も楽しめる絶叫系アトラクションの1つであるこのコースターは、こびとたちが宝石を採掘している坑道の中をトロッコ型のライドに乗って通り抜けることができる。
フロリダのマジック・キングダムでは、最も人気のアトラクションの1つで、ファストパスをとるのも難しく、つねに長蛇の列ができている。
シンガーのアリアナ・グランデやリアリティスターのカイリー・ジェンナーも、来園時には『七人のこびとのマイントレイン』にトライしていた。
2014年に撮影された映像をもとに制作された動画は、ディズニー・パークスが新型コロナ禍のステイホーム中にファンたちを楽しませる目的でスタートした「#DisneyMagicMoments(ディズニー・マジック・モーメンツ)」という企画の1つ。
映像の中で表示されるテロップでは、洞窟内で出現する行進するこびとたちの影が、1937年に公開されたアニメのシーンからトレースされたものであることや、終盤にお目見えするこびとたちのコテージが、アニメに登場したものを忠実に再現して作られたものである、といったプチ・トリビアも紹介される。
そのほかのローラーコースターにも“乗った気”になれる!
「#DisneyMagicMoments」では、このほかにも、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーにしかない、ディズニー/ピクサー映画『Mr.インクレディブル』シリーズをテーマとした「インクレディコースター(Incredicoaster)」や、フロリダのディズニー・ハリウッド・スタジオにしかない映画『トイ・ストーリー』に登場するおもちゃ犬をモデルにした「スリンキー・ドッグ・ダッシュ」、そして、東京ディズニーランドでも定番の「ビッグサンダー・マウンテン」(動画はフロリダのマジック・キングダムにあるもの)といったローラーコースターに“乗った気になれる”動画も公開されているので、楽しんでみては?
(フロントロウ編集部)