ブラッド・ピットがハリウッドで実写化される伊坂幸太郎による小説『マリアビートル』に出演することがわかった。(フロントロウ編集部)

ブラッド・ピットが伊坂幸太郎原作の映画に出演

 2019年に公開されたクエンティン・タランティーノ監督映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でアカデミー賞の最優秀助演男優賞ほか数々の映画アワードに輝いた俳優のブラッド・ピットが、日本人作家、伊坂幸太郎著の『マリアビートル』を原作とするアクション・スリラー映画『ブレット・トレイン(Bullet Train)』に出演すると米Deadlineほかが報じている。

画像: ブラッド・ピットが伊坂幸太郎原作の映画に出演

 2010年に角川書店から出版された小説『マリアビートル』は、東京から盛岡へと向かう東北新幹線を舞台に5人の殺し屋たちがバトルを繰り広げる作品。

 2004年に出版された小説『グラスホッパー』として書かれた作品で、『グラスホッパー』は、生田斗真、浅野忠信、山田涼介をメインキャストに迎えた実写映画が2015年に日本で公開。『マリアビートル』の実写化は、現時点で発表されている限りでは、ブラッドが出演するハリウッド版が初となる。


アクション&コメディに定評がある「人気監督」が指揮

 英語では「超特急列車」を意味する『ブレットト・レイン』と名づけられたハリウッド版映画のメガホンをとるのは、映画『デッドプール2』や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』といったヒット作を生み出したデヴィッド・リーチ監督。

 過激で迫力満点のアクションシーンや、ダークユーモア溢れる作風で知られるリーチ監督だけに、伊坂氏が執筆した『マリアビートル』がどんな形で実写化されるのかに期待が高まる。

画像: アクション&コメディに定評がある「人気監督」が指揮

 映画の舞台が原作通り日本となるのかどうかは不明だが、疾走する超特急列車の車内がおもなストーリー展開の場となるだけに、新型コロナウイルス禍でもキャストや撮影陣の安全・検査等に関する規制のなかでも比較的撮影が進めやすい作品として、制作・配給を行なうソニー・ピクチャーズは今秋にも『ブレット・トレイン』の製作を開始する見込みだと、米Varietyほかが伝えている。

 小説『マリアビートル』に登場するメインキャラクターは、酒浸りの元殺し屋「木村」、狡猾な中学生「王子」、腕利きの二人組「蜜柑」と「檸檬」そして、運の悪い殺し屋「七尾」。一体ブラッドがどんな殺し屋を演じるのか、そして、ほかのキャラクターにはどんな役者がキャスティングされるのかは、続報に注目。

 日本発の小説が原作、そして、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で高い評価を得たことで、次々と作品オファーが舞い込んでいるはずのブラッドが選んだ作品とあり、待望視せずにはいられない。(フロントロウ編集部)

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