A24が放つ最新作、10代の“苦しみ”と“喜び”が痛いほど伝わる青春映画『WAVES/ウェイブス』に登場するカップル、ルークとエミリーはプライベートでもカップルって知っていた?(フロントロウ編集部)

A24最新作『WAVES/ウェイブス』

 映画『ムーンライト』や『ミッドサマー』をヒットさせ、今やアメリカ映画界の最前線に立つ存在になったA24が放つ最新作は、トロント国際映画祭で史上最長のスタンディングオベーションを巻き起こし、「一生に一度の傑作」「今年、最もまばゆい体験」と世界中が大熱狂した恋愛映画『WAVES/ウェイブス』。

画像: A24最新作『WAVES/ウェイブス』

 トレイ・エドワード・シュルツ監督が事前に本編に使用する31の楽曲からなるプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し制作された『WAVES/ウェイブス』は、全編を彩る音楽が登場人物の心の声を伝えて物語を紡ぎだす、まさに“プレイリスト・ムービー”。監督自身が「ある意味でミュージカルのような作品」と語るように、全ての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、時には音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝える。

『WAVES/ウェイブス』あらすじ
傷ついた今日も、癒えない痛みも、愛の波が洗い流す高校生タイラーは、成績優秀なレスリング部のエリート選手、美しい恋人アレクシスもいる。厳格な父親ロナルドとの間に距離を感じながらも、恵まれた家庭に育ち、何不自由のない生活を送っていた。そんなある日、不運にも肩の負傷が発覚し、医師から選手生命の危機を告げられる。そして追い打ちをかけるかのように、恋人の妊娠が判明。徐々に狂い始めた人生の歯車に翻弄され、自分を見失っていく。そしてある夜、タイラーと家族の運命を変える決定的な悲劇が起こる。一年後、心を閉ざして過ごす妹エミリーの前に、すべての事情を知りつつ好意を寄せるルークが現れる。ルークの不器用な優しさに触れ、次第に心を開くエミリー。やがて二人は恋に落ちるが、ルークも同じように心に大きな傷を抱えていた。そして二人はお互いの未来のためにある行動に出る…。

物語彩る豪華31曲のプレイリスト
「FLORIDADA」「LOCH RAVEN (LIVE)」「BLUISH」アニマル・コレクティヴ
「BE ABOVE IT」 「BE ABOVE IT -EROL ALKAN REWORK」「BE ABOVE IT – LIVE」テーム・インパラ
「MITSUBISHI SONY」「SIDEWAYS」 「FLORIDA」「RUSHES」
「RUSHES (BASS GUITAR LAYER)」「SEIGFRIED」 フランク・オーシャン
「WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES」ダイナ・ワシントン/「La Linda Luna」 ケルヴィン・ハリソン・Jr
「LVL」 エイサップ・ロッキー/「AMERICA」 ザ・シューズ/「BACKSEAT FREESTYLE」 ケンドリック・ラマー
「IFHY」 タイラー・ザ・クリエイター feat. ファレル・ウィリアムス/「FOCUS」 H.E.R.
「LOVE IS A LOSING GAME」 エイミー・ワインハウス/「SURF SOLAR」 ファック・ボタンズ
「U RITE」「U-RITE (LOUIS FUTON REMIX)」 THEY./「I AM A GOD」カニエ・ウェスト
「GHOST!」 キッド・カディ/「MOONLIGHT SERENADE」 グレン・ミラー・オーケストラ
「THE STARS IN HIS HEAD(DARK LIGHTS REMIX)」 コリン・ステットソン/「HOW GREAT」 チャンス・ザ・ラッパー
「PRETTY LITTLE BIRDS」 SZA feat. アイザイア・ラシャド
「TRUE LOVE WAITS」 レディオヘッド/「SOUND & COLOR」 アラバマ・シェイクス

劇中のカップルは、プライベートでもカップル!

画像1: 劇中のカップルは、プライベートでもカップル!

 兄妹の物語を2つのパートに分けて描いた本作。前半は兄タイラーが、後半は妹エミリーが主人公として物語が進んでいく。後半の主人公エミリーは前半で起こる悲劇によって傷つき、心を閉ざしてしまうが、心優しい青年ルークとの出会いによって少しずつ立ち直っていく。互いに支え合いながら、それぞれの傷ついた過去と向き合っていく2人。恋愛と家族の再生が丁寧に描かれた後半は、観ているものを希望へと導き、トレイ監督の強いメッセージが詰まった本作の核となる部分。

画像2: 劇中のカップルは、プライベートでもカップル!

 この物語において重要なパートを担ったカップルを演じたのが、今ハリウッドで注目される若手実力派俳優のルーカス・ヘッジズ(ルーク役)と、着実にスターへの階段を上っているアップカミングな俳優テイラー・ラッセル(エミリー役)。実はこの2人、プライベートでも結ばれていた!

 昨年イタリアで行われたグッチのショーでは2人仲良く出席。交際が順調であることを伺わせた。

画像: ルーカス・ヘッジズとテイラー・ラッセル、2019年に行なわれたグッチのショーにて。

ルーカス・ヘッジズとテイラー・ラッセル、2019年に行なわれたグッチのショーにて。

 交際のきっかけとも言われている『WAVES/ウェイブス』での2人の自然な演技は、ぜひスクリーンで確認してもらいたい。『WAVES/ウェイブス』は7月10日より全国ロードショー。(フロントロウ編集部)

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