エンタメの楽しみ方などさまざまな新しいトレンドを生んだ新型コロナウイルス。そのトレンドはジムで行なうフィットネスにも。海外で登場している新しいフィットネスの形をご紹介。(フロントロウ編集部)

キーワードはソーシャルディスタンス

 一瞬にして世界を変えてしまった、新型コロナウイルス。まだまだ脅威が消えないなか、生活を続けていくためにも、今はどうコロナと共存していくかがテーマ。それだけに、今まで見たことのなかったようなアイテムやサービスが続々と登場している。

画像: キーワードはソーシャルディスタンス

 そんなコロナ禍のなか、フィットネス界は新型コロナウイルスの影響を大きく受けた業界のひとつだけれど、今コロナウイルスに打ち勝つべく新たなアイディアが生まれてきている。海外で話題になっている「with コロナ」なフィットネスをチェック!

ドームの中でのびのびとヨガ

 今海外で話題を集めているフィットネスイベントが、カナダのトロントで6月21日〜7月31日まで毎日開催されているヨガイベント。

 ヨガというと複数人数がスタジオに集まって行なうものが多く、感染が心配されているけれど、なんとこのイベントでは1人1人それぞれがヨガドームのなかに入ってヨガを実践。

画像: ドームの中でのびのびとヨガ

 屋外に50個のドームが用意され、前方でインストラクターが教えてくれる。まさに、完璧なソーシャルディスタンスを実現したフィットネス。

 このドームは直径3.5メートルほどと1人で使うには十分な広さのうえ、スケルトンになっているので屋外の開放感も感じられて、ほかの人の姿も見えるのでグループレッスンの楽しさも味わえる。ソーシャルディスタンスだけでなく+αな魅力があるのが楽しい。

 しかも、このドームはなんとホットヨガ対応。室温が高い部屋で行なうホットヨガは、ただでさえ暑くて息苦しいため、マスクをして行なうのはかなり厳しいけれど、このヨガドームなら深々と呼吸をしながらホットヨガが楽しめる。

 このイベントは、トロントにある6つのヨガスタジオなどが共同で開催しているもので、主催者のスティーブ・ゲオルギエフ氏は、「ソーシャルディスタンスを保ちながら外で運動できる方法を提案したかった」と米Yoga journalにコメント。このヨガドームを使えばコロナ対策をしながら、グループでヨガを一緒に行なう達成感も味わえると明かした。

スケルトンの個室でトレーニング

 海外のジムでも、感染させないために厳しいガイドラインを引いて営業再開が始まっているけれど、これから人気を集めそうなのが、クリアな素材でスペースを囲ったパーテーション。

 運動するときは呼吸が激しくなるため、マスクの着用をはじめ通常よりも気を使う環境だけれど、このパーテーションがあればトレーニングだけに集中して行なうことが可能。囲まれたゾーンの中にダンベルなどのツールも揃っていて、トレーナーも外から動きを見られるため指導も問題なし。

 フリーウェイトゾーンにパーテーションを設置しているインスパイアサウスベイフィットネスのオーナーであるピート・サプシンは、「ジム再開に向けてマスク着用での運動テストを行なったところ、息苦しいという意見があまりにも多かったため、この形をとることになった」と米Business Insiderにコメント。実際に参加したユーザーからの評価も上々だという。

 コロナ対策をしながら運動を行なう新しいエクササイズ。日本でもこのようなフィットネスができる日も遠くないかも。(フロントロウ編集部)

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