ファンタジーシリーズ『ハリー・ポッター』でドラコ・マルフォイを演じた俳優のトム・フェルトンが、ドラコの両親を演じた俳優2人と「再会」を果たした。(フロントロウ編集部)

マルフォイ一家が集結

 映画『ハリー・ポッター』のドラコ・マルフォイ役で世界的な人気を獲得した現在32歳のトム・フェルトンが、同シリーズでドラコの父親であるルシウスを演じたジェイソン・アイザックスと、母親であるナルシッサを演じたヘレン・マックロリーと「再会」を果たした。

画像: ©️WARNER BROS. PICTURES

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 2011年に公開されたシリーズ最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を最後に共演していなかった3人は今回、原作者であるJ.K.ローリング氏が立ち上げた「ハリー・ポッター・アット・ホーム(Harry Potter At Home)の企画に参加。これは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために外出自粛・自宅学習を続けている子供たちやその保護者、教育者たちをサポートする目的で立ち上げられた企画で、トムらは『ハリー・ポッター』シリーズの第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』を朗読する企画に参加した。

画像: ルシウス・マルフォイを演じたジェイソン・アイザックスと、ナルシッサ・マルフォイを演じたヘレン・マックロリー。

ルシウス・マルフォイを演じたジェイソン・アイザックスと、ナルシッサ・マルフォイを演じたヘレン・マックロリー。

 トムとジェイソン、ヘレンの3人は今回、『ハリー・ポッターと賢者の石』の第14章『ノルウェー・ドラゴンのノーバート』を共に朗読した。

ルシウス役が意外な告白も

 ルシウス・マルフォイを演じたジェイソンは今回朗読するにあたり、「白状するけど、ルシウス役のオファーを受けた時は、原作を一度も読んだことがなかったんだ」と、衝撃の事実も告白。

 「周囲の大人の友人たちが、地下鉄で見るあらゆる人たちを含め、彼らが児童書を読んでいることに困惑していたんだ。それで、魅力を知りたくて最初の部分を読んでみたところ、世界観に没頭することになったんだ。そして僕の場合、(映画に出演したため)その世界にずっと留まれることになった」とジェイソン。

画像: ルシウス役が意外な告白も

 「(※『ハリー・ポッター』と出会ってから)10年単位の月日が経った今もなお、僕の人生は豊かであり続けている。それは何も、(※原作者である)ジョーが作り出した物語の人々を惹きつける魔法と、それらが与えてくれる永久的な恐怖感や充実感だけのおかげじゃない」と述べ、次のように続けた。

 「数え切れない人たちと出会い、その人たち(今はその子供たちまで)がとても影響を受けたと言ってくれたり、時には、救われたとまで言ってくれるんだ。言うまでもなく、大抵はハリーやロン、ハーマイオニーの苦悩や愛、友情についてなんだけど、マルフォイ一家の心温まる英雄気質にも影響を受けたってね。もしかしたら、僕はひいき目で見ているのかもしれないけど」と、ジェイソンは冗談まじりに述べながら、ルシウス役を通じてシリーズに関われたことや、シリーズのファンから寄せられる心温まるメッセージに今でも感謝していることを明かした。

 『ハリー・ポッターと賢者の石』をシリーズにゆかりのある人物たちが朗読していくこの企画は、夏ごろまで毎週1本ずつ、すべて無料で公開される。動画の全編は「ハリー・ポッター・アット・ホーム」のサイト内で視聴できる。(フロントロウ編集部)

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