メイク前の「保湿ケア」が成功の分かれ道
近年のファンデーションやBBクリーム、CCクリーム、クッションファンデには、すでに保湿成分や化粧下地の役割が備わっているものも増えている。そのため、とくに忙しい朝のメイクは「保湿はしなくてもいいや」と思っている人も多いはず。
でも実は、メイク前に「保湿ケア」をするとしないでは、メイクの“仕上がり”や“もち”がかなり変わってくるって知ってた?
そこで、今回はコスメブランド「ボビイ・ブラウン(BOBBI BROWN)」の創業者でメイクアップアーティストのボビイ・ブラウンが、メイク前の「保湿ケア」の重要性とメイクの仕上がりが驚くほどアップする効果的な塗り方をオンライン教育プラットフォームMaster Class.comで紹介した。
メイク前に「保湿ケア」をする理由とは?
ボビイによると、崩れにくいキレイなベースメイクを作るためには、土台となる「素肌」が十分に整っている必要があるという。ボビイは「メイクをする前に、素肌がスムーズになっている必要があるの。つまり、乾燥もテカリもない状態にね」とコメント。
その肌の土台づくりに欠かせないのが「保湿ケア」。肌タイプに合わせて使い分ける必要があり、乾燥肌の場合はしっとりタイプの保湿剤を、脂性肌の場合はオイルフリーの保湿剤がオススメ。大量に塗る必要はなく、肌にうるおいを与えてリフレッシュさせるのが目的だそう。
このようにメイクをする前に「保湿ケア」を徹底するだけで、顔全体にイキイキとした輝きがプラスされ、ファンデーションをつける量もおのずと減ってくるという。
プロが教える効果的な保湿方法
しかし、なかには「メイク前に保湿クリームを使うとメイクがヨレちゃう…」という意見も。そんな時にボビイがオススメしているテクニックは、保湿クリームを“メイクブラシ”で塗るというもの。
手や指で保湿クリームをつけると、肌なじみはよくなるけれど、つけすぎてしまう傾向にあるそう。一方で、メイクブラシで保湿クリームを塗ると、薄く均一に伸ばすことができ、肌にきちんと密着して、あとから乗せるベースメイクのノリが格段に上がるという。
さらに、目の周りの小じわなどが気になる人は、少量のアイクリームを小さめのメイクブラシで丁寧に塗りこむのもオススメ。目元が保湿され、小じわが目立たずキレイにカバーされるとボビイは言う。
ベースメイクに保湿成分が配合されているからといって、メイク前に保湿ケアを全くしないのはもったいない。メイク前に「ひと手間」加えて、さらにメイクをアップグレードさせてみて。(フロントロウ編集部)