シンガーのマライア・キャリーが自伝書『ザ・ミーニング・オブ・マライア・キャリー(The Meaning of Mariah Carey)』を発売することを発表。マライアの自伝書は、すでに予約の段階で売り上げNo.1を記録している。(フロントロウ編集部)

マライア・キャリーが自伝書で全てを語る

 マライア・キャリーがデビューアルバム『Mariah(マライア)』をリリースして2020年で早30年。マライアはこれまで5度のグラミー賞を受賞し、ソロアーティストとしては全米シングルチャートで最も1位を取ったアーティストに輝き、同チャートで女性シンガーソングライター及び女性プロデューサーとして最も1位を獲得したアーティストという記録を打ち立て、誰もが認めるトップシンガーの座に君臨している。

画像: マライア・キャリーが自伝書で全てを語る

 そんなマライアは、デビューアルバムをリリースして30年という節目の年に自伝書『ザ・ミーニング・オブ・マライア・キャリー(The Meaning of Mariah Carey)』を発売することを発表。この自伝書は、黒人の父と白人の母との間にうまれ、人種や自身のアイデンティティの問題に苦しんだことや、子供時代、そしてスターダムに上りつめるまでの出来事など、様々な視点から今までのことを振り返った内容に。

 マライアは自伝書をリリースするにあたり、ファンへ「自分の回顧録を書くために必要な勇気とクリアな視界を手に入れるまで、一生かかりました。様々な瞬間の話がしたい。浮き沈みや、大成功とトラウマ、大失敗と夢といった、今の私を形を作った瞬間の話がしたい。世間には、キャリアとプライベートの両面で、私についての話が数えきれないほどあるけれど、雑誌の記事や10分ほどのテレビのインタビューでは、私の複雑で深い経験を伝えることは出来なかった。しかもそんな時でさえ、私の言葉は、私を定義するというミッションを与えられた誰かのレンズを通してフィルターにかけられ伝わっていた。この本は、私の思い出、不運、奮闘、苦悩、そして私の歌で構成されている。フィルターはかかっておらず、幼少期に深く入りこみ、自分自身の中にいた怖がる小さな少女に大きく声をあげる機会を与えました。見捨てられ、野心を抱いた若者時代の自分に声を与え、裏切られ勝利を勝ち取った女性となった自分にも声を与えました。この回顧録を書くことは、信じられないほどハードで、謙虚にさせられたほか、癒やしでもあった。この本を通して、私についてだけでなく、人間の魂の回復力について、皆さんが新たな理解を得てくれることを真に願っています」とインスタグラムでメッセージを送った。

 すでに予約販売が始まっている自伝書『ザ・ミーニング・オブ・マライア・キャリー』は、9月発売にもかかわらず、すでにAmazonの作曲家やミュージシャンの自伝書の売り上げ1位を獲得しており、早くもヒットしそうな予感。

 セレブたちもマライアの自伝書に興味津々なようで、俳優のリース・ウィザースプーンは「読むのが楽しみ!」とマライアのインスタグラムにコメントを残し、モデルのナオミ・キャンベルはハートの絵文字で反応。そしてマライアの恋人であるブライアン・タナカも「なんて大きな出来事なんだ!おめでとうという言葉では控えめすぎるくらいだ」と、自伝書の出版を祝福した。

 発売前から話題のマライアのこれまでのことが赤裸々に書かれた自伝書『ザ・ミーニング・オブ・マライア・キャリー』は、9月29日にアメリカで発売される。(フロントロウ編集部)

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