俳優のアンバー・ハードが元夫のジョニー・デップから暴力を受けたとされる日の翌日に彼女と一緒に仕事をしたというスタイリストが、アンバーに「傷はなかった」と裁判で証言した。(フロントロウ編集部)

スタイリストがジョニー・デップの暴行疑惑を否定

 俳優のジョニー・デップが自分のことを「Wife Beater(妻を虐待する者)」と呼んだイギリスの大衆紙The Sunを発行するNew Group Newspapersを名誉毀損で訴えた裁判で、元妻のアンバー・ハードがジョニーから暴力を振るわれたと主張している日の翌日に彼女と一緒に仕事をしたというスタイリストのサマンサ・マクミレンが、「(アンバーの顔や体に)目に見えるような傷やアザはなかった」と書面を通じて証言をした。

 ジョニーは否定しているが、アンバーは2015年12月15日にロサンゼルスにある自宅で口論の末に、ジョニーから頭突きなどの暴行を加えられたと主張している。アンバーがテレビ出演をしたのはその翌日の2015年12月16日で、人気コメディ俳優のジェームズ・コーデンが司会を務めるトーク番組『The Late Late Show(原題)』にゲストとして登場した。その時の映像がこちら。

 サマンサによると、テレビ出演の日は昼から夕方にかけて半日以上アンバーと一緒だったという。しかし、明るい場所で、かなりの至近距離ですっぴんを見ていたが、「アンバーの顔や体に目に見えるような傷跡やアザ、切り傷はなかった」と証言している。

 番組の収録が終わったあと、アンバーから「目の周りに2個も黒いアザがあるのに番組に出演したなんて、信じられる?」と言われたというが、サマンサの目にはアザがあるようには見えなかったため、アンバーのこの発言に混乱したことを明かした。

画像: 現地時間7月14日にイギリスの高等法院にやって来たジョニー・デップ(左)とアンバー・ハード(右)。

現地時間7月14日にイギリスの高等法院にやって来たジョニー・デップ(左)とアンバー・ハード(右)。

 また、それから約5ヵ月後の2016年5月27日、アンバーが顔にアザがある状態で裁判所に出廷する姿が全世界で報じられたが、サマンサいわく、その3日前の5月24日にアンバーと彼女の自宅で会った時にはアザがなかったという。サマンサは、その時、アンバーはすっぴんで、顔だけでなく体にもアザや傷は見受けられなかったと語っている。さらに、スタイリストという職業柄、ジョニーのスケジュールを把握していたサマンサは、ジョニーが5月22日にロサンゼルスを離れたことを知っていたため、アンバーに怪我を負わせることはできなかったはずだと主張している。

画像: 2016年5月27日にロサンゼルスの裁判所前で撮られたアンバーの写真。

2016年5月27日にロサンゼルスの裁判所前で撮られたアンバーの写真。

 ちなみに、ライアン・ゴズリングやブリー・ラーソン、クリス・ヘムズワースといった、一流セレブをクライアントに持つサマンサは、じつはジョニーの専属スタイリストで、かつてはアンバーも彼女のクライアントだった。(フロントロウ編集部)

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