『ウォーキング・デッド』のマイケル・カドリッツが、ダリルとキャロルの関係性について思いを語った。(フロントロウ編集部)

※この記事には、ドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン7エピソード1のネタバレが含まれます。

様々な人間模様が描かれる『TWD』

 10年にわたって人気を博しているドラマ『ウォーキング・デッド』では、様々なカップルが誕生し、そして別れを経験してきた。例えばエイブラハムは、登場した当初はロジータと付き合っていたけれど、シーズン6よりサシャと付き合い始めた。しかしシーズン7でジェフリー・ディーン・モーガン演じるニーガンに惨殺され、その直前にはサシャとの間のサインだったピースをしてサシャにメッセージを送り、視聴者を大号泣させた。

 エイブラハムを演じたマイケル・カドリッツは、シーズン9のエピソード7、シーズン10のエピソード4と7では監督として『ウォーキング・デッド』に参加している。そんなマイケルが、米ポッドキャスト『Talk Dead to Me(原題)』に出演し、あの2人について語った。

 それは、ダリルとキャロル!

画像: 様々な人間模様が描かれる『TWD』

マイケル・カドリッツが思うダリルとキャロル

 ノーマン・リーダス演じるダリルと、メリッサ・マクブライド演じるキャロルは、そろってシーズン1から登場している人気キャラクター。10シーズンにわたってともに旅をし、様々なことを乗り越えてきた2人の関係には多くのファンがやきもきしており、恋愛に発展するかどうかがたびたび話題になっている。

 2人をカップルとして望むファンの間では、「キャリル」という言葉も生まれているけれど、マイケルは、ありのままのダリルとキャロルを好意的に見ているよう。

画像: マイケル・カドリッツ

マイケル・カドリッツ

「そのままの通りに見ているけどな。2人が乗り越えてきたものを通して、彼らは家族のような魂でいると思ってる。個人的には、ロマンチックなものとは思ってない。可愛らしい友情だなと思うね。個人的には恋愛関係はないと思うけど、他の人はそう見てる人もいるし、それは良いと思うよ。自分が見たいように見ればいい、そうじゃないか?」

マイケル・カドリッツ、ドラマファンへの思い

 マイケル自身は2人を良い友人だと見ているけれど、他の人は個々の視点から楽しめば良い。そう語ったマイケルだけれど、いくつかのシーンの真意を聞かれたこともあるという。

「『このシーンで私達にどう感じてほしいの?このシーンの意味は何?』って聞かれたことがある。私は、『君にはどんな意味だった?私は君に“ノー”とは言わないよ。君の経験なんだから』って感じだったかな。それは確かな経験で、君の経験。なんで私が君の経験を壊すんだい?それは観客のものなんだから。私達が作品を作って、脚本を持って、撮影をして、それを合わせて、見せる。そして見せた後には、それは君がしたいようにするものだろう。

もし君が2人に一緒になってほしいなら、彼ら自身がそれを望まないといけないとは思う。彼ら自身が得ようとすることであって、別にいきなり思いついて生まれることではない。それが彼らの経験だ。私は『自由にしてくれていいよ。それが良い』って感じだし、そうじゃないかな。すべてアリで、すべて合っているんだよ」

 あくまでも物語の受け取り方は個人の自由だと強調したマイケル。男女だからといって、親しい友人から恋愛に発展しなければいけないということはない。『ウォーキング・デッド』のショーランナーであるアンジェラ・カンも、「2人の関係がロマンチックなものになったとしても、ならなかったとしても、彼らはソウルメイトだと思っています」と、その関係が何であれ、ダリルとキャロルの絆は強いと、米TVLineのインタビューで話している。(フロントロウ編集部)

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