『ディセンダント4』やスピンオフの可能性に言及
“もしもディズニーのキャラクターに子供がいたら?”というユニークなテーマで描かれたディズニー・チャンネルのテレビ映画『ディセンダント』シリーズ。
2015年に第1作目『ディセンダント』が公開されて爆発的なヒットを記録した同シリーズは、2017年に続編の『ディセンダント2』、そして、2019年には第3作目にして最終章となる『ディセンダント3』が放送されて、フィナーレを迎えた。
そんな『ディセンダント』シリーズで『眠れる森の美女』のオーロラ姫とフィリップ王子の娘のオードリー役で出演したサラ・ジェフェリーは、『ディセンダント3』ではより“重要な役どころ”をパワフルに演じて多くのファンを獲得。
現在は俳優としてのキャリアを着々と築いているのはもちろん、シンガーとしても活躍の幅を広げており、7月に入りセカンドシングルの「イーブン・ザ・スターズ(Even the Stars)」をリリースしたばかり。
ニューシングルのプロモーションのために米ETとのインタビューに答えたサラは、『ディセンダント』ファンからの要望が絶えない、第4弾の制作の可能性やスピンオフという選択肢についても言及した。
『ディセンダント4』は「ぜんぜんアリ」
『ディセンダント』シリーズのクリエイター陣は「最高にクールな世界観を創りあげてくれたし、いろんな可能性があると思う」と、個人的には続編制作は絶対に可能だと考えていることを明かしたサラは、続けて、「『ディセンダント4』はぜんぜんアリだと思うし、でも、スピンオフ作品もいいかも」とコメント。
さらに「新しいキャラを追加するのはどうかな。プリンセスやプリンスたちの子供たちや、そのほかのヴィラン(悪役)たちの子供たちも登場させてもいいと思う。可能性は無限大だよね」と期待に胸を膨らませた。
そして、自分が演じたオードリーに関しては、「彼女はありとあらゆる経験をしたよね。意地悪な女の子として描かれたり、心に傷を負った女の子として描かれたり。私としては、彼女がみんなと友だちになるところを見てみたいかな。もしオードリーが、『ディセンダント』の関連作品や続編映画に登場するとしたら、私は、彼女にはついに“女の子の味方”であってほしい。そうなったら素敵だよね。そうなったら素晴らしいと思う」とも語った。
ほかのキャストは続編について何と言っている?
『ディセンダント』シリーズといえば、2019年7月にメインキャストの1人で、『101匹わんちゃん』の悪役クルエラ・ド・ビルの息子カルロスを演じていたキャメロン・ボイスが急逝するという悲劇に見舞われた。
シリーズにおいて重要なキャラクターを演じ、キャストたちのムードメーカーとしてみんなから愛されていたキャメロンの死は、世間にも大きな衝撃を与えたが、同シリーズの主人公で『眠れる森の美女』の悪役マレフィセントの娘マルを演じたダヴ・キャメロンは、故キャメロン無しでの『ディセンダント』は考えられないと、以前、続編についてETにこうコメント。
「続編をキャメロン(・ボイス)なしで作るというアイディアは好きじゃない。もしあったとしても、どんな筋書きになるのかも、どんな感じになるのかさえわからない。だけど、このシリーズは大好きよ。オルテガ監督も大好きだし、ディズニーも大好き。キャストのみんなも大好き。人生において、『ディセンダント』と共に過ごした時を愛しているの」
『ディセンダント』シリーズの続編に寄せられる期待については、理解しているとしながらも、キャメロンのことを想うとあまり乗り気ではないという複雑な胸の内を明かしていた。
7月6日のキャメロンの1周忌には、ダヴや『白雪姫』に登場する悪の女王の娘イヴィを演じたソフィア・カーソン、『アラジン』の悪役ジャファーの息子ジェイを演じたブーブー・スチュワートら共演者たちがキャメロンとの思い出を振りかえり、追悼していたが、キャメロンの早すぎる死を悼み、恋しく思う気持ちはサラも同じ。
インスタグラムでキャメロンとハグをする写真を公開したサラは、「あなたと出会えたことは、一生の誇りで宝物」とコメント。そして、「恋しいなんて言葉じゃとても足りない。それは太陽が暖かいって言うのと同じ。だから私は、太陽が暖かくないと言える日を待ってる。それは、不可能が可能になるっていうこと。そうすれば、あなたは、またここに現われてくれるはずだから」という切ないポエムを公開していた。
絶大な人気を誇る『ディセンダント』シリーズだけに、今後も続編やスピンオフを望む声はどんどん大きくなりそう。スクリーンでまた『ディセンダント』の仲間たちにお目にかかれる日は来るのか、今後の情報に期待! (フロントロウ編集部)