イタリアを代表するファッションブランドのグッチ(Gucci)が、ミラノ・デジタル・ファッショウィークにて、『ドラえもん』とのコラボアイテムを発表した。(フロントロウ編集部)

グッチとドラえもんが奇跡のコラボ

 毎年ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリで2回ファッションウィークが開催されるけれど、2020年はちょっとした異変が。通常のファッションウィークではなく、新型コロナウイルスの影響でデジタルファッションウィークになったり、コレクションを開催しても集まるのは最小限の人数だけで、呼ばれた人たちは一様にマスクをつけ、これまでとはガラっと変わったファッションショーに。

 そんな例年とは違うコレクションを各ブランドが進めるなか、イタリアを代表するブランドであるグッチ(Gucci)もミラノ・デジタル・ファッションウィークにてエピローグコレクションを発表した。エピローグコレクションとは、2020年5月にグッチが予定していたクルーズコレクションで、グッチは名称を変えて今回ミラノ・デジタル・ファッションウィーク内でお披露目。

 グッチはデジタル配信の強みを生かして、なんとモデルたちがメイクしているところや、キャンペーンの撮影が行なわれている様子、そして撮影中の裏側など、約12時間にわたってSNSで公開し、その後ルックをオフィシャルサイトで発表した。

 しかも海外からモデルたちを呼ぶことが出来ないため、エピローグコレクションのモデルになったのは、グッチのデザインチームのメンバーたち。デザインしたアイテムを自ら着こなし登場。

 70年代を彷彿とさせるアイテムが並んだコレクションは、大胆な色使いが目を引き、フローラルモチーフなどアーカイブに着想を得たアイテムや、アレッサンドロ・ミケーレのグッチには欠かせないヘビもアクセサリーとして登場したけれど、一番注目をしたいのが、日本を代表する漫画『ドラえもん』とのコラボ。

 2020年は『ドラえもん』が誕生して50周年という記念の年。そのためファッションブランドのユニクロやテディベアをモチーフにしたアクションフィギュアのBE@RBRICK(ベアブリック)など、ジャンルを問わずにコラボしているドラえもんだけれど、まさかのグッチとのコラボも実現。

 グッチのGGロゴが配されたトートバッグに、様々な表情をしたドラえもんが登場。遊び心あふれるバッグとなっている。

 ちなみにグッチが日本のマンガをコレクションの一部として用いたのは、今回が初めてではない。2018年の秋冬コレクションでは、少女漫画雑誌『りぼん』で連載されていた『ビバ! バレーボール』の細村千恵がデザインされたセーターなどもお披露目していた。(フロントロウ編集部)

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