リンキン・パークのマイク・シノダが、故チェスター・ベニントンの歌声を聞くのは“今でも辛い”と明かした。(フロントロウ編集部)

マイク・シノダが故チェスター・ベニントンについて語る

 リンキン・パークのボーカル、チェスター・ベニントンがこの世を去ってからちょうど3年が経つが、バンドにとって絶対的な存在であり、大切な友人でもあったチェスターを失った悲しみから、メンバーのマイク・シノダはまだ立ち直ることができていないようだ。

 先日、ソロ第2弾となるニューアルバム『Dropped Frames, Vol.1』のプロモーションを兼ねて米NMEのインタビューに応じたマイクは、チェスターがリンキン・パークに加入する前に所属していたバンドで、亡くなる直前まで再結成することを夢見ていたグレイ・デイズ(Grey Daze)が、チェスターへのトリビュートとしてリリースしたアルバム『Amends(アメンズ)』を“もう聞いたか”という質問に対し、「まだ聞いていない」と返答。

画像: マイク・シノダが故チェスター・ベニントンについて語る

 その理由について、「あれは彼らが自分たちだけで作ったものだ。俺には聞けない。彼(チェスター)の声は聞きたくない。リンキン・パークのアルバムを聞くのも辛いんだ。(グレイ・デイズのアルバムを聞くとしたら)それにふさわしい日じゃないと」と説明すると、続けて「彼の息子のジェイミーの動画をちょっとだけ見た。2分くらい見たけど、今の僕にはそれが精一杯だった」と、チェスターの息子ジェイミー・ベニントンが、バック・ボーカル&ミュージックビデオの監督として亡き父と夢の共演を果たした楽曲「Soul Song(ソウル・ソング)」のMVも最後まで見ることができなかったと明かした。

 ちなみに、デビューアルバム『Hybrid Theory(ハイブリッド・セオリー)』の発売から2020年で20周年を迎えるリンキン・パークは、チェスターの死後、アルバムをリリースしておらず、マイクを含む残されたメンバーはソロでの活動をメインに行なっている。また、以前、フロントロウでチェスターが歌う未発表の楽曲があることをお伝えしたが、マイクはその音源を近いうちにリリースする意思はないことを、今回のインタビューで改めてはっきりとさせている。(フロントロウ編集部)

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