『ウォーキング・デッド』でエイブラハムを演じたマイケル・カドリッツが、エイブラハムとグレンの「あのシーン」について口を開いた。(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、ドラマ『ウォーキング・デッド』のネタバレが含まれます。

ファンの予想を超える展開見せる『TWD』

 ついにシーズン10放送となり、シリーズ数2ケタにまで到達した大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』は、未だにその人気が衰えるところを知らず、シーズン11の制作も決定している。

 そんな『ウォーキング・デッド』の魅力といえば、ファンが予想もしない展開が起こること。人気キャラクターが突然殺されたり、シーズン9では9年間主人公だったリック演じるアンドリュー・リンカーンが卒業したりと、ファンも毎シーズンごとに学んでいるにもかかわらず、そのファンの予想をさらに上回る展開で翻弄している。

『TWD』伝説のシーズン7エピソード1

 しかしその中でも、もはや行き過ぎだと言われ大論争になった回がある。そう、シーズン7のエピソード1。シーズン6の最終話で、次のシーズン7では誰かが死ぬと分かっており、不安を募らせていたファンの目に飛び込んできたのは、なんとまさかのエイブラハムとグレンが一気に殺されるという展開。

画像: グレン役のスティーヴン・ユァン(左)とエイブラハム役のマイケル・カドリッツ(右)

グレン役のスティーヴン・ユァン(左)とエイブラハム役のマイケル・カドリッツ(右)

 しかも、ニーガンが持つ針金巻きのバットで頭を殴られて顔がぐちゃぐちゃになるというグロテスクさが極まった映像も相まって、我慢できなくなったファンの『ウォーキング・デッド』離れも懸念されたほど。

 『ウォーキング・デッド』の歴史に残る展開については、なんとまさかのエイブラハム役マイケル・カドリッツも思うところあるそう! 米ポッドキャスト『Talk Dead To Me(原題)』でこう話した。

「個人的には、あれは行き過ぎたといつも思ってるよ。あれはやりすぎだった。僕たちのどっちかは、もう少し長く生きるべきだった。みんな、あれにすごく影響されたよね。『オーマイゴッド。最強に凶暴な死だ。殺人ポルノじゃないか』というようなことを言ってただろう」

マイケル・カドリッツもファンに共感

 なんと、エイブラハム役であり、シーズン9のエピソード7、シーズン10のエピソード4と7では監督を務めたマイケルですら、やりすぎだったと思っていたという。さらに彼は、視聴者の視点を分析した。

「視聴者はエイブラハムとグレンをすごく好きだったから、それがさらにあれを残忍なものにしたんだ。『あぁ…、オーケイ。オーマイゴッド。エイブラハムだったんだ。エイブラハムだったのは悲しい。でも神様ありがとう、グレンじゃなかった』って感じに考えただろう。そして、『オーケイ。オーマイゴッド。オーケイ』。そして、『オーマイゴッド、グレンもじゃん!何してんの?』ってね。ダブルパンチは多分ちょっとやりすぎだったよね」

画像: マイケル・カドリッツもファンに共感

 さすが監督としても手腕を発揮するマイケルらしく、ファンの気持ちを理解したうえで話しを続ける彼は、最後にはこんなことを。

「顔面パンチや喉元へのパンチより、もう少しのハグとともに新しいシーズンを始めたかったんじゃないのかい」

 エイブラハムとグレンが惨殺されたことは、それだけでかなりショッキングなことだったけれど、その出来事が、シーズン7の初回、エピソード1から起こったことで衝撃度は増した。マイケルもそう思っているようだけれど、今後の『ウォーキング・デッド』ではさすがに同じような展開はなし?(フロントロウ編集部)

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