テイラー・スウィフトがサプライズリリースした新アルバム『フォークロア(Folklore)』の制作陣に名を連ねる「謎の人物」の正体は、テイラーの恋人のジョー・アルウィン? (フロントロウ編集部)

テイラー・スウィフト、通算8枚目のアルバム『フォークロア』

 シンガーのテイラー・スウィフトは日本時間の7月24日、新アルバムの『フォークロア(Folklore)』をサプライズリリースした。

 発売前日にSNSで告知しただけで、それ以外の慈善プロモーションは一切ナシという型破りで強気なリリースで世間をあっと言わせたテイラーの『フォークロア』は、デラックス版に収録されるボーナストラック「the lakes(ザ・レイクス)」も含めると計16曲を収録。

 テイラーはそのすべてを、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのステイホーム中に、音楽プロデューサーのアーロン・デズナーやジャック・アントノフらをはじめとするごく少数のスタッフとともにリモートで制作した。

 ツイッターでは『フォークロア』のリリースと同時に「#Folkore」のハッシュタグがワールドトレンド1位となったほか、収録曲のタイトルもトレンド入り。世界各国のiTunesアルバムチャートでも早速1位に上りつめた。


新曲『カーディガン』は恋人ジョーの「優しさ」を歌った曲?

 『フォークロア』のリリースと同時に、テイラーは収録曲「カーディガン(Cardigan)」のMVを公開。

 このMVはテイラーが脚本・監督を務めたほか、ヘアメイクやスタイリングも自ら手がけたというが、その仕上がりは、新型コロナ禍の限られたリソースのなかで作られたものとは思えないほど、観る人を魅力的で荘厳なファンタジーの世界へと誘ってくれる。

 2017年にリリースしたアルバム『レピュテーション(Reputation)』や2019年にリリースしたアルバム『ラヴァー(Lover)』でも、2016年から順調交際を続けている恋人で俳優のジョー・アルウィンとの恋愛を連想させる楽曲を発表してきたテイラー。

 「カーディガン」もまた、ジョーとの恋を歌っており、彼のさりげなくも頼りがいのある優しさについて表現しているのではないかと多くのファンたちがウワサしている。

 最も注目を集めているのは、リフレインの部分のこんな歌詞。

「私が、自分がまるで、誰かのベッドの下に置き去りにされた、古びたカーディガンみたいだと感じていた時、あなたは私を身に着けて、私はあなたのお気に入りだと言ってくれた」

 これは、テイラーが、ラッパーのカニエ・ウェストとその妻でリアリティスターのキム・カーダシアンとのバトルがきっかけで、世間から大バッシングを受け、精神的にボロボロになった際、ジョーが最も心強い味方となり、ずっとそばで支えてくれたという実体験を暗喩しているのではないかと推測されている。


ジョーが偽名を使って『フォークロア』の収録曲制作に携わっている?

 ファンの間でもう1つウワサされているのが、ジョーが偽名を使って『フォークロア』の収録曲のうち2曲をテイラーと共作したのではないかという事。

画像: ジョーが偽名を使って『フォークロア』の収録曲制作に携わっている?

 テイラーは『フォークロア』のリリースを告知したSNSへの投稿の中で、「ウィリアム・バウリー」という人物と共作で2つの曲を制作したことを明らかに。

 しかし、調べてみると、「ウィリアム・バワリー」というミュージシャンは実在しないことから、テイラーと親しい誰かのペンネームなのではないかという説が浮上した。

 「ウィリアム」は、ジョーの祖父で作曲家や指揮者だったウィリアム・アルウィンからとったもの、そして、「バワリー」は、かつてテイラーとジョーの数少ないツーショットがパパラッチのカメラに激写されたニューヨークの老舗ホテル、バワリー・ホテル(Bowery Hotel)にちなんだものなのではないかと推測されている。

 ご存知の方も多いと思うが、テイラーは、過去に自身でも偽名を使って楽曲をリリースしたことがある。

 2016年に元恋人で人気DJのカルヴィン・ハリスがシンガーのリアーナをコラボに迎えてリリースした「ディス・イズ・ホワット・ユー・ケイム・フォー」には、テイラーが、“ニルス・ショーバーグ”という男性の偽名を使って作曲に携わった

 さらに、最近では、“ジャック・レオパーズ&ザ・ドルフィン・クラブ”という無名のバンドがドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』のエピソード内でテイラーのヒット曲「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥー」のアコースティック・バージョンを披露。

 テイラーはSNSを通じてこのバンドを絶賛したが、じつは、彼らの正体は、テイラーの実の弟のオースティン・スウィフトとテイラーの長年のコラボレーターであるジャック・アントノフなのではないかと話題に。その証拠に、アコースティック・バージョンのプロデューサーには、テイラーの偽名であるニルス・ショーバーグの名前があった。

 「ウィリアム・バウリー」の正体が別のアーティストやテイラーの弟オースティンなのではないかという説もあるが、最も濃厚なのは、テイラーと一緒に新型コロナ禍のステイホーム生活を送っているとみられる恋人のジョーだろうという説。ウィリアム・バウリーは、『フォークロア』の収録曲「Exlie(エグザイル)」と「ベティ(Betty)」の共作者に名を連ねている。(フロントロウ編集部)

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