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新型コロナウイルスのもと、入国制限措置が取られている英国での撮影許可が出た大ヒット映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作が、今度はあの北国でも撮影許可がおりた。(フロントロウ編集部)

トム・クルーズの代表作『ミッション:インポッシブル』

 映画『ミッション:インポッシブル』は、1996年に第1作目が公開され、世界中で大人気を博したスパイ映画。トム・クルーズが秘密諜報組織“IMF”に所属する凄腕スパイのイーサン・ハントを演じるアクションシリーズ。

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 そんな本作の最新作は、2021年7月に公開が予定されていたものの、撮影が予定されていた場所が新型コロナウイルス感染者の多いイタリアであったため、トムが現地入りする前に撮影中止となっていた。そのことにより公開時期も延び、新たな公開日は2021年11月に。

 そんな状況のなか、トムはイギリス政府から異例の措置を受け、特別に撮影を再開できるようになった。イギリスでは海外からの渡航者に2週間(14日間)の隔離措置を取ることを求めているが、トムは特例でそれを“免除”されたという。

 近々イギリスで撮影を再開する予定の映画『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World : Dominion)』で主演を務める俳優のクリス・プラットとブライス・ダラス・ハワードの2人は、例外なく2週間の隔離措置を取ることになると伝えられている。なので、トムが免除されたのは異例中の異例。

 そんななか、新たに別の国でもトムの異例の措置が発覚。

あの「北国」がトム・クルーズに異例の措置!

 映画『ミッション:インポッシブル』に、コロナウイルス下の入国制限の免除を新たに与えたのは、フィヨルドで覆われたノルウェー。ノルウェーは、北ヨーロッパのスカンディナビアにある国の一つで、スウェーデン、ロシア、フィンランドなどと国境を接している。

 ノルウェーでは、コロナウイルス感染拡大を防止するため、海外からの渡航者には約10日間の隔離を求めているけれど、『ミッション:インポッシブル』のメンバーはそれをする必要がないという。

 免除を発表したノルウェー当局は、撮影と観光の目的地としてノルウェーを宣伝し続けることの重要性を強調している。また、ノルウェーのウェブサイトVGでは、国の文化大臣であるアビド・ラジャ氏がトム・クルーズと電話している様子をアップ。「ノルウェーは美しい国です。クルーとまた訪れるのが待ちきれません」と話すトムと、ワクワクした様子のラジャ氏の様子がキャッチされた。

画像: あの「北国」がトム・クルーズに異例の措置!

 トムは前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』で、雄大なフィヨルドを背景に断崖絶壁を這うシーンなどをノルウェーで撮影した経験を持つ。再びノルウェーを訪れることを待ち望んでいるよう。

 同国では、5月以降の新型コロナウイルス感染者は減少傾向にあり、全体での死者数は25人。もちろん、撮影の許可が下りたとはいえ、毎日の体温チェックだけではなく、撮影現場に到着した時にも体温チェックをし、コロナウイルスへの警戒を怠らないようにとラジャ氏は注意喚起している。また、入国の際は2回の検査をうけ、両方で陰性が確認されないといけない。

 新型コロナウイルスの感染症対策をとりながらこのような大作映画が続々と再始動しており、エンタメ業界は再び復活の兆しを見せている。(フロントロウ編集部)

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