新アルバムの『フォークロア(Folklore)』をサプライズリリースしたテイラー・スウィフトが過去のインスタグラムでの“匂わせ投稿”を種明かし。ファンたちが「これだからテイラーは信用でいない!」とジョークを飛ばしまくっている理由って? (フロントロウ編集部)

テイラー・スウィフトが『フォークロア』の着手日を“種明かし”

 シンガーのテイラー・スウィフトは日本時間の7月24日、新アルバムの『フォークロア(Folklore)』をサプライズリリース。

 2019年8月にリリースした前作『ラヴァー(Lover)』から1年を待たずして発表されたキャリア通算8作目となる本作は、テイラーが新型コロナウイルス禍のステイホーム中にインディー・ロックバンド、ザ・ナショナル(The National)のギター&キーボードを担当する音楽プロデューサーのアーロン・デスナーや、長年のコラボパートナーとして知られるジャック・アントノフらとともに、全編リモートで制作した作品。

 ダウンロードやストリーミングが優勢でCDがなかなか売れないこのご時世に、リリースからたった24時間で全世界でのCDセールスが130万枚を突破し、世界各国のアルバムチャートで1位を席巻しているこの『フォークロア』に関して、テイラーがSNSへの最新の投稿を通じて、ある“種明かし”をした。

 『フォークロア』のリリースと同時に、収録曲の「カーディガン(Cardigan)」をリードシングルとしてリリースし、自身が監督・脚本、そしてヘアメイクまで手がけたMVも公開したテイラー。

 どこか切なくて、それでいて、ほんわかした気持ちになるような優しいメロディが特徴の「カーディガン」は、じつは、『フォークロア』の収録曲の中で一番最初にテイラーが書き下ろした曲でもある。

 そんな「カーディガン」という曲の起源となったボイスメモが収録された限定盤シングルコレクションの発売をSNSで告知したテイラーは、ファンたちへの感謝を綴った手書きのメッセージを添えた投稿の中で、ボイスメモを共同作曲者であるアーロンにメールし、『フォークロア』の制作の第一歩を踏み出した記念すべき日が、2020年の4月27日だったことを告白。

 この日付に、勘が鋭いテイラーのファンたちが、ざわついている。


やっぱり“匂わせ”ていた

 アメリカで新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛がスタートしたのは3月半ば頃。テイラーは、それから1カ月と少し経った4月27日、ある1枚の写真をインスタグラムで公開していた。

 それがコチラの何の変哲もない、ほぼ無表情のセルフィー。

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Not a lot going on at the moment

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 「Not a lot going on at the moment(今のところ特に何も起こっていない)」という一文が添えられたこの写真は、一見、外出自粛に徹しているテイラーが、暇を持て余していることを表現しているかのようにも見えた。

 しかし、過去にも何度も作品やSNSへの投稿を通じて“イースターエッグ”と呼ばれる次の作品やプライべートに関わる重要なヒントを潜ませてきたテイラーだけに、この写真がただヒマを報告するための投稿であるはずがなく、何らかの裏メッセージが込められているに違いないと、多くのファンたちが推測。

 写真が公開された日時はもちろん、「Not a lot going on at the moment」というフレーズが、テイラーが2013年にリリースした楽曲「22」のMVで着用しているTシャツに書かれている文字と一致することなどから、さまざまな仮説が生まれた

 結局は、その仮説のどれもが“ハズレ”だったことは、今回のテイラーの「カーディガン」に関する種明かしで証明されたことになるが、テイラーが「今のところ特に何も起こっていない」としれっとコメントしておきながら、じつは、すでにサプライズアルバムの『フォークロア』制作へのスタートを切っていた、という事実にファンたちは衝撃を受けている。

 これには、たくさんのファンたちが、「これだからテイラーは信用できないんだよ!」、「まったく、やってくれるよね」、「やっぱり何か起こってたんじゃないか」と嬉しい裏切りに悶絶している。


「カーディガン」カーディガンをセレブ友だちに配布

 テイラーは、「カーディガン」のシングルカットを記念して、MVに登場するカーディガンと同型のカーディガンを制作。

 「ザ・カーディガン」と名づけられたこのアイテムは、アルバムのデジタル版とのセットが数量限定で販売され、北米版の公式ショップでプレオーダーを受け付けている。

画像: store.taylorswift.com
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 そんな貴重なアイテムを、テイラーはプライベートで交流がある数多くのセレブ友人たちに大盤振る舞いでプレゼント。

 ケシャやジェニファー・ハドソン、ケルシー・バレリーニ、ヘイリー・キヨコといったシンガー仲間やヴィクトリアズ・シークレット・モデルのマーサ・ハント、Netflixの人気番組『クィアアイ』のジョナサン・ヴァン・ネス、俳優のエル・ファニングやスキ・ウォーターハウス、ジョーイ・キング、ルビー・ローズ、そして故NBA選手のコービー・ブライアンの娘たちといった、たくさんの著名人たちが、SNSを通じてテイラーにカーディガンを贈ってくれたお礼と「カーディガン」&『フォークロア』への賛辞を送っている。

(フロントロウ編集部)

※「ザ・カーディガン」の在庫情報に誤りがあったため、修正しました。

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