『フォークロア』からの最初のシングル「カーディガン」
テイラー・スウィフトは7月24日、通算8作目となるニューアルバム『フォークロア(Folklore)』をサプライズでリリース。アルバムのリリースと合わせて、最初のシングルとなる「カーディガン(Cardigan)」のミュージックビデオも同時に公開された。
「カーディガン」のミュージックビデオは、テイラー自身が監督・脚本、ヘアメイクを手掛けた作品となっている。
「カーディガン」はハリー・スタイルズに宛てた楽曲?
テイラーは『フォークロア』のリリースに先駆けて一切のプロモーションを行なっておらず、リリース後も現時点でインタビューなどには応じず、自身のSNSでアルバムについて何度か言及するのみとなっている。
これまでにもアルバムや楽曲に隠しメッセージを忍ばせているテイラーは、本作についても、恋人で俳優のジョー・アルウィンが偽名で参加している可能性が浮上するなど、複数の隠しメッセージが含まれているのではないかと話題に。SNS上ではファンたちがいくつかの説を唱えているのだけれど、その中の1つとして、「カーディガン」がテイラーの元交際相手で、ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズに宛てた楽曲ではないかとする噂が浮上している。テイラーはハリーと2012年から2013年にかけて交際していた。
テイラーが公開した「カーディガン」のビデオは、テイラーが部屋の中でピアノを弾いているシーンから始まり、その後、森の中や海の中にシーンを移して演奏を続けていくという幻想的なものになっているのだけれど、これが、ハリーが2019年にリリースした最新作『ファイン・ライン』に収録されている「フォーリング」のビデオに類似していると指摘されている。
「フォーリング」のビデオはこちら。
「フォーリング」のビデオも同じく、ハリーがピアノを弾く映像が中心になっている作品。それだけで類似性を結びつけるのは無理がありそうだけれど、ピアノを演奏するハリーを映す角度や、部屋の雰囲気、水を使った演出が似ているとファンはSNSで指摘している。
i will be passing away due to personal reasons pic.twitter.com/2RGUjImzFr
— cam (@smackcam13) July 27, 2020
あるファンは、テイラーとハリーがそれぞれ中指に指輪をつけて演奏していることや、水に濡れた2人の姿が類似していると指摘。
Harry Styles— Falling
— vas happenin'� (@vanzbernal) July 26, 2020
Taylor Swift— Cardigan
���asdfghjkl� pic.twitter.com/KhWwdJT71N
「カーディガン」のビデオには、紙飛行機が登場するシーンがあるのだけれど、別のファンは、テイラーとハリーが交際していた時にお揃いで紙飛行機をモチーフにしたネックレスを着けていたことを指摘している。
TAYLOR SWIFT THEORY!
— L A R A ✨� (@laraaforde) July 24, 2020
in the cardigan mv at around 2:17 a paper airplane appears as Taylor opens up the stool of the piano... which if you didnt know Taylor and Harry Styles had matching paper airplane necklaces when they were dating...and pic.twitter.com/nrMnCUYj2E
リリース前日にはハリーのアニバーサリーも
「カーディガン」は、自身をカーディガンにたとえて、「私は古いカーディガンになった気分だった/誰かのベッドの下に置かれたね/あなたは私を着て、お気に入りだって言ってくれたの」と歌う、別れた恋人への思いを綴った楽曲。現在、ジョー・アルウィンと順調な交際を続けているテイラーが、ハリーへの未練があるとは考えにくいものの、ファンの間では、「カーディガン」のビデオが公開された7月24日という日付が注目されている。
ハリーは、2010年7月23日に、リアム・ペイン、ナイル・ホーラン、ルイ・トムリンソン、そして現在は脱退しているゼイン・マリクの5人でワン・ダイレクションを結成。2020年7月23日にめでたく結成10周年を迎えており、テイラーがビデオを公開したのはワン・ダイレクションが10周年を迎えた翌日となっている。
どの“ポイント”も「たまたま」や「考えすぎ」とも言えるけれど、最近のテイラーはMVや発売日などに隠しメッセージを入れるのが当たり前になっているため、ファンは盛り上がっている。(フロントロウ編集部)